DJ用レコードプレーヤー

DJ用ターンテーブルのおすすめ8選|普通のレコードプレーヤーとの違いと選び方

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デジタル音源が主流になった今も根強い人気とヘビーユーザーにより支えられるアナログターンテーブルのシーン。

レコードプレーヤーは数多くあれど、DJ用途に向けて開発されたターンテーブルは、正確にレコードを回転させる信頼性のある機構と優れた耐久性で、一生物とも言えるほど長きにわたって使い続けることの出来るのがDJ用ターンテーブルの特徴です。

今回は普通のレコードプレーヤーとDJ用レコードプレーヤーの違い、選ぶ際に注目するポイントをご紹介し、DJ用ターンテーブルのおすすめモデルをピックアップしてみました。

DJ用ターンテーブルの特徴

ダイレクトドライブ方式

レコードプレーヤー(ターンテーブル)の駆動方式には、ターンテーブル(回転台)とモーターがゴムベルトで繋がれたベルトドライブ方式とターンテーブルがスピンドル(回転軸)を介してモーターに直接接続されたダイレクトドライブ方式があり、DJ用ターンテーブルは基本的にダイレクトドライブ方式のものになります。

ダイレクトドライブ方式はターンテーブルとモーターが直結されているシンプルな構造で、ターンテーブルとモーターの回転数がイコールになります。構造がシンプルであるが故に故障も非常に少ないという特徴があります。

トルクの強さ

先ほどのダイレクトドライブ方式がDJ用途に適している大きな理由が回転力(トルク)の強さ。

ベルトドライブ方式のようにベルトを介して回転を伝えるのではなく直結されたモーターが直接回転を伝えているため、一定の回転速度になるまでの時間も短くスクラッチや手でレコードの回転を制御するDJの使い方にマッチしたパワフルな回転機構を備えていることがDJ用ターンテーブルには求められます。

ピッチコントロール機能

曲と曲をより自然に繋げていくためにBPMの調節に欠かせないのがレコードの回転速度を制御出来るピッチコントローラーです。

DJ用ターンテーブルには±8 %や±16 %の範囲で回転速度を調整できるピッチコントロール機能が搭載されています。

重量とサスペンション

電子機器は一般的に軽量・小型化されることが多いですが、激しく負荷がかかるDJプレイに耐える必要があるDJ用ターンテーブルはある程度の重量と振動を吸収するサスペンション機構が必要です。

激しい重低音の振動やスクラッチプレイで針飛びを起こさない安定性が求められます。

DJの使うターンテーブルと普通のレコードプレーヤーは違うのか?

DJ用途に設計されたターンテーブル(レコードプレーヤー)と一般的なリスニング用途のレコードプレーヤーに違いはあるのか?という疑問を持つ人も少なくないでしょう。

先述の通り、DJ用ターンテーブルは、短時間で規定の回転数に至るトルクの強さや、逆回転やスクラッチなどの激しい使用に耐えられる耐久性が求められます。

一般的なリスニング用レコードプレーヤーは、一度レコードに針を落とすと曲が終わるまでそのまま触ることがないため、音楽再生の安定性を重視した低トルクのベルトドライブ方式が採用されていたり、音楽を再生するために最適化されたトーンアームの設計になっていたりと、そもそも求められる仕様が異なりDJ用に適した設計になっていません。

そのため、針飛びがしやすかったり、激しい使い方をすると壊れる可能性が高いため、普通のレコードプレーヤーをDJで使用することは難しくなっています。

DJプレイという特殊な用途に使用するレコードプレーヤーだからこそ、専用に設計されたモデルを選ぶことが重要です。

DJ用ターンテーブルと一般的なレコードプレーヤーの主な違いを、表にまとめました。

項目DJ用ターンテーブル一般的なレコードプレーヤー
駆動方式ダイレクトドライブが主流ベルトドライブも多い
トルク強く、すぐに定速回転する弱めで、立ち上がりに時間がかかる
ピッチ(回転速度)調整±8%以上で細かく調整できるできないものが多い
スクラッチ・逆回転手で回しても安定し、スクラッチに耐える想定されていない
振動対策重い筐体とインシュレーターで針飛びを防ぐ機種による

DJ用ターンテーブルのおすすめモデル8選

モデルタイプ特徴参考価格
Pioneer DJ PLX-CRSS12ハイブリッド針なしでDVSができる198,000円
Technics SL-1200MK7 / MK7WアナログDJターンテーブルの定番MK7W:124,000円前後
Pioneer DJ PLX-500アナログSL-1200に近い外観で手頃約5万円
Pioneer DJ PLX-1000アナログ高トルク・±50%ピッチ約10万円
Reloop RP-7000 MK2アナログ高トルク・±50%ピッチ販売店で確認
Reloop RP-5000 MK4アナログフォノプリアンプ・USB端子内蔵販売店で確認
Reloop RP-7アナログ(7インチ専用)7インチ専用の小型モデル99,000円
RANE TWELVE MKIIデジタルモーター駆動のMIDIコントローラー販売店で確認

参考価格は希望小売価格・市場想定価格、またはAmazonでの価格です。

Pioneer DJ / PLX-CRSS12

DJ用ターンテーブルの世界のゲームチェンジャーとなり得るギアが2023年9月に発売されたPioneer DJ「PLX-CRSS12」です。

最も大きな特徴が、トーンアームフリー(レコード針無し)でのDVSプレイを可能にする機能で、トーンアームを介さずレコードの位置を読み取るため、針飛びの心配がなく、高い安定性を実現します。パフォーマンスパッドやOLEDディスプレイも搭載しており、スクラッチやパッドプレイを多用するオープンフォーマットスタイルのDJに最適なレイアウトになっています。

レコード針をセットすればもちろんレコードの再生も可能な、まさにデジタル・アナログハイブリッドスタイルのターンテーブルです。

ちなみにDVSプレイには各DJソフトウェアのDVS機能に対応したミキサーが必要になります。

Technics / SL-1200MK7・SL-1200MK7W

TECHNICS ( テクニクス ) / SL-1200MK7-K DJ向けターンテーブルシステム【店頭販売】

DJ用ターンテーブルの購入候補として挙げられるのは、まずなんといってもDJカルチャーの礎を築いた伝説的DJターンテーブルであるテクニクス「SL-1200シリーズ」の最新機種SL-1200MK7です。

現在活躍するDJも使ったことのない人はいないであろう、世界中ほとんどどのクラブでも使われているDJ用ターンテーブルの代名詞として絶対的な存在であるのがこのSL-1200シリーズです。

2026年6月には、伝統のレイアウトと操作感はそのままに、モーターやプラッター、シャーシを新開発した後継モデル「SL-1200MK7W」が発売されました。コギング(回転ムラ)のないコアレス・ダイレクトドライブ・モーターを採用し、トルクやブレーキスピードを4段階で調整できます。市場想定価格は124,000円前後(税込)です。詳しくはSL-1200MK7Wの発表記事を参考にしてください。

取扱店によって販売方法や在庫状況が異なるため、購入前に確認しましょう。

TECHNICS ( テクニクス ) / SL-1200MK7-K DJ向けターンテーブルシステム【店頭販売】

Pioneer DJ / PLX-500

デジタルDJ機器の世界No.1ブランドであるPioneer DJが製造・開発しているアナログターンテーブルが「PLX-500」です。

見た目含めてSL-1200シリーズの代替として検討すべきターンテーブルで、SL-1200MK7は1台約10万円ほどするのに対してPLX-500であればおおよそ半額の約5万円ほどで入手出来るため、「ターンテーブルといえばTechnicsでしょ!」みたいなこだわりがない人には検討してみたいモデルです。

Pioneer DJ / PLX-1000

PLX-500の上位モデルという位置付けであるのが同じくPioneer DJの「PLX-1000」です。

高いトルク、±8%/±16%/±50%の広い調整範囲を持つピッチコントローラーを搭載したPLX-1000も今から購入すべきDJ用ターンテーブルとしての有力な候補となります。

Reloop / RP-7000 MK2

次に候補になるのはヨーロッパで高い知名度と人気を誇るDJ機器総合ブランドReloopのアナログターンテーブル「RP-7000 MK2」です。

これまで紹介したターンテーブルと同様プロフェッショナルDJ達の求めるハイトルクモーター、堅牢性、±8%/±16%/±50%の広い調整範囲を持つピッチコントローラーを搭載したDJ用ターンテーブルです。

Reloop / RP-5000 MK4

【主な特徴】
・2.5kg/cm以上の高トルクなダイレクトドライブモーター
・33⅓・45・78回転と、±8%・±16%・±50%のピッチ調整に対応
・フォノプリアンプを内蔵し、PHONO/LINE出力を切り替えられる
・USB-B端子でレコードをPC/Macに録音できる
・S字型トーンアーム、衝撃吸収のインシュレーターを搭載

2026年1月のNAMM 2026で発表された、RP-5000シリーズの最新モデルです。フォノプリアンプとUSB端子を内蔵しているので、DJミキサーがなくてもスピーカーやオーディオインターフェースに直接つなげます。レコードのデータ化にも使えるため、レコード音源をデータ化したい人にもおすすめです。国内での販売状況は、購入前に販売店で確認しましょう。

Reloop / RP-7

【主な特徴】
・7インチレコード専用のプロ仕様DJターンテーブル
・2.5kg/cmの高トルクなブラシレスDCモーター
・33⅓・45・78回転と、±8%・±16%・±35%のピッチ調整
・350mm×270mmのコンパクトなサイズ
・国内販売価格:99,000円(税込)。ヘッドシェルとカートリッジは別売

45回転の7インチレコード文化に向けて開発された、史上初の7インチ専用プロ仕様ターンテーブルです。一般的な12インチ用より小さく軽いので、7インチでのDJやモバイルDJに向いています。

RANE / TWELVE MKII

最後に、こちらは厳密にいうとアナログターンテーブルではありませんが、同様の操作感を持つデジタルDJ機器として紹介したいのがRaneの「TWELVE MKII」になります。

見ての通り見た目はターンテーブルのようですがアナログレコードの再生などは出来ません。あくまでデジタル音源に対応するDJコントローラーですが、ユニークなのがターンテーブルのようにプラッター部分が物理的にモーター駆動で回転しスクラッチなどの操作がアナログターンテーブルの操作に近い感覚で行えるという点。

あくまでデジタルですのでレコード針も入りませんし針飛びの心配をしなくていいというのはデジタルならではのメリットでしょう。

目的別のおすすめDJ用ターンテーブル

こんな人におすすめのモデル
クラブと同じ定番の操作感で練習したいTechnics SL-1200MK7 / MK7W
手頃な価格でアナログDJを始めたいPioneer DJ PLX-500
DVSで針飛びを気にせずスクラッチしたいPioneer DJ PLX-CRSS12、RANE TWELVE MKII
ミキサーなしでもスピーカーにつなぎたい・録音したいReloop RP-5000 MK4
7インチレコードでDJをしたいReloop RP-7

ターンテーブルと一緒にそろえたい機材

まとめ

今回はDJ用ターンテーブルの特徴とおすすめ8モデルをご紹介しました。

DJの代名詞の一つと言えるスクラッチやDMCのようなターンテーブリスト達が腕を競い合うバトルDJシーンもターンテーブルがあったからこそ生まれたカルチャーであり、レコードプレーヤーを楽器のように扱い音楽の新たな可能性を広げたDJとは切っても切れない存在であるのがDJ用のアナログターンテーブルの存在です。

ターンテーブルはDJの使用する機材として、アナログレコードでのプレイはもちろん、DVSコントロールというデジタル融合をさせた形でも今なお第一線で活躍しているDJ機材です。

目指したいDJスタイルはアナログレコードを使用するスタイルなのか、もしくはデジタル音源をコントロールレコードで扱うDVSスタイルなのか、という点が最適なモデルを選ぶポイントになるでしょう。

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