ミニマルデザインで高機能。「OMNI」ポータブルターンテーブル

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DJの代名詞の一つ「スクラッチ」。ターンテーブルに乗ったレコードを擦ることで生み出される唯一無二のサウンドは数十年続くDJカルチャーの中でもアイコニックな存在であり、根強いスクラッチマニアと言えるようなDJ達も数多く存在します。

そんなスクラッチを場所を選ばずに行えるようにしてくれるのが、ポータブルターンテーブル。今回は、ミニマルでスタイリッシュなデザインと充実した機能で購入意欲をそそられる、音楽愛好家とDJのためのポータブルターンテーブル「OMNI」をご紹介します。

OMNIポータブルターンテーブルとは

OMNIは、香港に本拠を置き、電気音楽およびオーディオ機器を開発および製造する企業であるHeadacheSoundによって生み出されたポータブルターンテーブル。

2019年にクラウドファンディングサイト「Kickstarter」にてプロジェクトが行われましたが、残念ながらそのプロジェクトは目標金額に至らず失敗。しかしながら製品化は行われ、現在は公式サイトのフォームからオーダーが受付されています。

OMNIの特徴

OMNIは、DJターンテーブルの伝説的機種Technics SL-1200からインスピレーションを得た、余分な機能を省いた小型サイズのポータブルターンテーブルで、7インチ、10インチ、12インチのアナログレコードを再生可能。

OMNI自体にスピーカーが内蔵されているため、単体でも音を出力して楽しめるほか、RCA出力でスピーカーに接続してサウンドを出力することもできます。

カスタム設計された非接触フェーダーは超高速かつ正確なカットを実現し、ハイエンドミキサーのような感触でスクラッチが可能となり、左右2箇所に設置されているため、利き手によって切り替えて操作することが可能です。

Video: HEADACHE SOUND 公式YouTubeチャンネル

スクラッチをする際のバックグラウンドミュージックとしては、スマートフォンなどから3.5mmステレオAUX入力もしくはBluetoothでサウンドを入力することができます。

ただ、10インチ、12インチのレコードを乗せた場合はフェーダー部分がレコード盤で隠れてしまうため、スクラッチは7インチのみで行えるようです。

OMNIはUSB電源で動作するため、モバイルバッテリーなどを電源としてどこでも使えるのが嬉しいポイントです。

また同社が独自で開発したDVS用Androidアプリ「FRESHER」でスマホとOMNIをUSB-Cケーブルで接続してDVSプレイも可能なようです。

【その他主な仕様】
・厚さ2.5MMの非常に強力なベルト駆動メタルプラッター
・2軸ボールベアリング搭載の強力トーンアーム
・高トルクモーター
・可変ピッチ(33: +/- 15%、45: +/- 15%、ウルトラ: +/-50% @ 33RPM)
・回転数切り替え(33 / 45 / ウルトラ)
・EQスイッチ(スクラッチ / フラット / ハイファイ)
・内蔵フォノプリアンプ
・オーディオテクニカAT3600Lカートリッジ付属

OMNIの内容物と価格

OMNIの基本パッケージには、以下の内容物が含まれており、カラーはブルー・ホワイト・ブラックの3色が展開されています。

  • OMNI本体(ケース付き)
  • 専用スリップマット
  • USB-Cケーブル
NAVY BLUE
MILKY WHITE
MATTE BLACK

価格は、2,800 HKD(香港ドル)/ 358 USD(米ドル)で、現在のレートで換算すると約50,000円ちょっとといったところ。

公式サイトのフォームから購入依頼を送り、Paypalで支払いする際に+4.4%の支払い手数料がかかる模様。また、別途国際輸送の送料もかかるので少々お高くなってしまうのは否めません。

とはいえ、ポータブルターンテーブルとしては完成度が高く、デザイン性にも優れているため、おしゃれな部屋のインテリアとしても映えそうですね。

公式サイト:HEADACHE SOUND ELECTRONICS LIMITED

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