レコード音源をデータ化する方法

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アナログレコードの太く温かみのある音、レコードを一枚一枚選びターンテーブルに載せ針を落とし音楽を奏でるDJの所作の美しさは色褪せることはありませんが、大きく重たいレコードを保管、運搬するのは物理的な制約があるのもまた事実。

今回はDJにとって貴重なアナログレコードのコレクションをデータ化し、デジタル音源として保存する方法を紹介したいと思います。

用意するもの

  • ターンテーブル(レコードプレーヤー)
  • レコード針(+カートリッジ)
  • PC + 録音用ソフトウェア
  • オーディオインターフェース
  • データ化するレコード

録音方法その1

DVS環境を構築済みのDJにとって最も手っ取り早くレコードをデータ化する方法は、DJソフトウェアを録音機能を使う方法です。

Serato DJの場合はモードを「THRUモード」にし、データ化したいレコードを再生しながらRECを行なうことで、録音ファイルとして音源を保存することが可能です。

録音方法その2

一般的なレコードのリッピング方法としては以下の、

ターンテーブル > オーディオインターフェース > PC

の流れでアナログ信号をオーディオインターフェース経由でPCに取り込む方法です。

ターンテーブルからのアナログ信号を取り込むためにオーディオインターフェースには「PHONO入力」があることが必須条件となります。

ターンテーブルの出力をオーディオインターフェースのPHONO入力にケーブルで接続し、オーディオインターフェースとパソコンをUSBケーブルで接続します。

この際、高品質なオーディオインターフェース、ケーブルを使用すればするほど取り込むデータの音質は向上することになります。

録音用のソフトウェア

ターンテーブルからPCに接続し録音を行うわけですが、必ず必要になるのが録音用のソフトウェアです。

Macであれば標準搭載されているGarageband、WindowsであればAudacityなんかの無料ソフトウェアで問題ありません。

各DAWソフトによって手順が異なりますので具体的な方法は割愛させていただきますが、基本的にINPUT(入力)ソースをオーディオインターフェース等適切な出力元に設定し、RECを行いながらレコード音源を最初から最後まで再生すればOKです。

きれいな音源データにするためのTIPS

なるべくきれいな音源データにするために、レコードの録音をする前には以下に気をつけましょう。

  • EQは全てフラット(12時)にしておく
  • ピークレベルが音量メーターの黄色部分までで収まるように録音レベルに注意する(音がクリップしないように)
  • レコードや針のクリーニングを行なう(チリやホコリをノイズとして拾ってしまわないように)

まとめ

レコード音源のデータ化により、保存や運搬に物理的な制約がなくなり様々なプラットフォームで音源を扱うことが出来るようになります。

アナログでしか入手できないレア音源なんかもデータとして扱えたり、性質上再生するたびに劣化していくアナログ盤の音源をデータ化することで状態の良いままコレクションできたりと、デジタルとアナログ両方の利点を活かしながら、上手く音楽と付き合っていきたいですね。

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