DVSでDJするならJICOのDVS専用交換針がいいかも

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PC内のデジタルデータ音源をターンテーブルとタイムコード・バイナルを使ってコントロールしDJを行うことが出来るDVS(Digital Vinyl System)。

見た目や操作感はこれまでのアナログDJと変わりませんが、レコードそのものには音楽が刻まれているのではなく、速度・方向・針位置を伝える連続したタイムコード信号が記録されており、DVSはタイムコード信号を正確に再現できるかどうかに性能が大きく依存しています。

そんなDVS用途に最適化された専用のレコード針が老舗針メーカー・JICO(日本精機宝石工業株式会社)より販売されています。

一般的なDJ針では応えられない、DVS特有の要求

一般的なDJ用の針は、音楽信号が刻まれた溝を正確に追跡することを前提に設計されているため、タイムコード信号の再現に必要な特性を十分に満たしていないとされます。

激しいバックスピンやスクラッチの負荷によってトラッキング(針の追従)が乱れ、音飛びや反応の遅延(レイテンシー)、誤動作の原因となりやすいのがDJの悩みでした。

そこで、JICOは激しい操作でも安定したトラッキング性能が求められるDVS特有の条件を満たすため、タイムコード・バイナル専用に設計された針を開発しました。

ルビーチップが生んだ、思わぬ発見

このJICO「DVS」開発のきっかけは、同社のDJ向けエントリーモデル「SKRATCH 101」および「SKRATCH 101-40」で採用されたルビー素材がキャリブレーションスコープ上において非常に正確な円を描き、位相の揃った安定した信号を生成することが確認されたこと。

ルビー特有の圧倒的な硬度と高い耐久性により、バイナルへのホールド感が格段に向上し、信号を正確かつ忠実にキャッチするという特性から、DVS用途にも極めて適したチップ素材になり得るのではという着想が生まれたそうです。

DVS専用設計のダンパーゴム「High-Stability Compliance Suspension」を搭載

DVS用途に最適化させるため、内部構造にも高度な最適化が施されています。

サスペンションの要となるダンパーゴムには、DVS専用に新開発された「High-Stability Compliance Suspension」を導入。通常のDJプレイよりもスタイラス(針先)に強い負荷がかかるDVS独特の挙動に合わせて、硬さやクッション性が徹底的にチューニングされています。

カンチレバーには軽量かつ頑丈なアルミニウム(JICO Type S)を使用し、チップ径をφ0.4mm(0.7mil)、適正針圧を3.5g〜4.5gに設定。これにより、タイムコード・バイナルや針先への摩耗ストレスを最小限に抑えながらも、針飛びを恐れずにプレイできる安定性を実現しています。

SHURE「M44G」「M44-7」カートリッジの針交換だけで使える

本製品のメリットの一つは、多くのDJが今なお愛用しているSHURE「M44G」「M44-7」や、JICOの「J44D」「J44A 7」といった通称“44モデル”のカートリッジ本体をそのまま活かし、針を差し替えるだけでDVSパフォーマンス専用のタフな機材へとアップデートできる点です。

高価なカートリッジを丸ごと買い替える必要がなく、手元の機材資産をそのまま最新のデジタル環境へ最適化できます。

JICO「DVS」は同社の「C-REVO」ブランドから発売されており、価格は8,800円(税込)で、レコード針2本セットとして提供されています。

アナログターンテーブルと同じ感覚でプレイが行えるということで根強い人気を誇るDVSスタイルのDJは、専用レコード針を使用することでさらに安定感のあるプレイが実現できるかもしれません。

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出典:JICO

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