Ableton Live 12が正式リリース。画面レイアウトの大幅な変更や新MIDIツール、新サウンドでさらにクリエイティブな制作ワークフローが実現

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ダンスミュージックのプロデューサーに人気の高いAbleton Liveの最新バージョン「Live 12」が2024年3月5日にリリースされました。

MIDI変形/生成ツール、MIDIエディターの大幅な改善、ソングスケール機能、チューニング・システムなど音楽クリエイターのアイデアを自由に形にする様々な新機能とともに、新しいサウンドの追加、より直感的なワークフローを実現する画面レイアウトにより、音楽制作ソフトウェアの新たなスタンダードとなりそうです。

Live 12の新機能

無限にアイデアを生成するMIDIツール

Live 12で新しく追加されたMIDI変形&生成ツールでは、装飾音やアーティキュレーションを加えたり、音が加速/減速していくようなカーブを描写したりMIDIクリップにさまざまなバリエーションを与えることが可能に。生成ツールでは、メロディー、コード、リズムをゼロの状態から生成でき、それを発展させて自分だけのものに変化させたりすることが可能です。

Max for Liveを使えば、内蔵のMIDI変形/生成ツールをベースにして新しいものを設計することも、完全に一から設計することも可能です。

改善されたMIDIエディターでは、ノートの分割やチョップがより素早く行えるようになったほか、複数のノートを選択して結合したり、選択した時間範囲内の隙間を埋めるようにノートを引き伸ばしたりすることが可能になっています。

新たなインスピレーションをもたらす新サウンド

Live 12では、さまざまなテクスチャーや実験的なサウンドを生成できるFM、サブトラクティブ、グラニュラーシンセシスを使用した表現力豊かな12ボイスMPE対応シンセサイザー「Meld」、マスタリングレベルの繊細かつ正確な温かみを足したり、過激で予測不可能な歪みまで、あらゆるサウンドを生み出す「Roar」など、音楽制作に新たなインスピレーションをもたらす新サウンドが追加されました。

より直感的なワークフローを実現する画面レイアウト

Live 12では、クリップビューとデバイスビューを同時に表示させることができるよう詳細ビューが一元化、ミキサーがセッションビューに加えアレンジメントビューでも使用できるようになるなど、ビュー画面のレイアウトが変更され、画面を何度も切り替えることなく作業できるようになったことでより直感的なワークフローを実現しています。

類似サウンド検索やブラウザ内でのタグ機能など、より簡単に探している音が見つけられるようサウンド素材へのアクセス性も向上しています。

Ableton Live 12の価格

Ableton Live 12の各バージョンの価格は以下の通りとなっています。

Live 12 Intro:11,800円
Live 12 Standard:52,800円
Live 12 Suite:84,800円

Ableton公式サイト及び取扱店舗にて購入することができ、公式サイトの購入では6回の分割払いも可能になっています。

なお、Live 12への無料アップグレードの権利が付与されていた前バージョンの購入者はAbletonのアカウントページからダウンロードすることができます。

出典:Ableton

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