AI機能が追加された新しいLogic Proが発表。iPadとMac用が5月13日から提供開始

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Appleは、現地時間2024年5月7日に開催された新製品発表イベントで、M4搭載iPad Proや第6世代iPad Airなどの発表と同時に同社の音楽制作用ソフトウェア「Logic Pro」の新しいバージョンとして、iPadのための「Logic Pro 2」とMacのための「Logic Pro 11」を発表しました。

両ソフトウェアはApp Storeで2024年5月13日(月)から提供が開始されます。

AIのパワーを活用する新しいLogic Pro

Logic Pro 2 / Logic Pro 11は、人工知能(AI)のパワーを活用した新機能がふんだんに搭載。

Session Playersと呼ばれる機能では、AIを活用したパーソナルなバックバンドが利用可能になり、AIやサンプリングテクノロジーを活用してトレーニングされたBass Player、Keyboard Playerが追加され、仮想のミュージシャンがコード進行に沿ってあらゆる演奏を行い、ライブ演奏の体験を向上させると同時に、アーティストが音楽制作プロセスのどの段階でも思い通りに作業できるようにするとしています。

Stem機能ももちろん搭載

DJソフトや音楽制作ソフトでは定番機能となりつつあるStem機能ももちろん搭載。2ミックス音源からドラム、ベース、ボーカル、その他の音源という4つのパートに分けることができ、過去のデモテープやライブセッションの録音から一瞬のベストな音を取り出し、新しい音楽の制作に利用することが容易になります。

AIとApple製品に搭載されている同社製チップのMシリーズのAppleシリコンのパワーにより、Stem Splitterは驚くような速さで機能するとのことです。

完璧な音色を調整するChromaGlow

スタジオ用ハードウェアのブレンドによって生成されたサウンドをモデリングできるChromaGlowも、5種類の異なるサチュレーションスタイルを使い、トラックにリアルな温かみや存在感、活気を加え、完璧な音色を調整することができる新機能。

プロフェッショナルな音色をAIのサポートにより容易に再現することが可能になります。

Logic Pro 2とLogic Pro 11は既存ユーザーには無料アップデートとして提供

iPad向けLogic Pro 2と、Mac向けLogic Pro 11は、既存のLogic Proユーザーには5月13日より無料アップデートとして提供されます。

新規ユーザーには、Logic Pro 2が月々700円または年間7,000円のサブスクリプション(1か月間の無料トライアルあり)として、Logic Pro 11が30,000円でApp Storeを通じて提供されます。

なお、iPadのためのLogic Pro 2を使用するにはiPadOS 17.4以降、MacのためのLogic Pro 11を使用するにはmacOS Ventura 13.5以降が必要です。

Appleユーザーも多いであろうDJや音楽クリエイターにとってLogic Proは最も有力な選択肢になる音楽制作ソフトウェアの一つ。AI搭載がスタンダードになりつつあるDAWソフトによって今後の音楽制作がどう変わっていくのか注目したいですね。

出典:Apple

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