Seratoは、DJソフトウェアの最新大型アップデートとなる「Serato DJ 5.0」のパブリックベータ版を公開しました。今回のアップデートで最大の目玉となるのが、ビートグリッド解析エンジンを根本からゼロベースで再構築した「Lucid Beatgrids(ルーシッド・ビートグリッド)」の搭載です。
生のドラムや古い音源も一瞬で補正!ゼロから刷新された「Lucid Beatgrids」
従来、生演奏のドラム音源や古いディスコ/ファンク、途中でBPMが変動する楽曲では、テンポの揺れに合わせて手動でビートグリッドを一つずつ修正する膨大な作業が必要でした。
新エンジン「Lucid Beatgrids」では、楽曲解析時にリアルタイムのテンポ変化を自動で検出・マッピングする「Flexible」解析モードが新たなデフォルトとして導入され、曲全体にわたって正確なビートグリッドを瞬時に構築します。
固定テンポ楽曲向けの「Fixed」解析モードもダウンビート(1拍目)の認識精度が大きく向上しています。
既存の楽曲ライブラリに関しても、楽曲を選択して再解析(Re-analyze)を実行するだけで最新のビートグリッドへ更新されます。
さらに、「Set Grid Start(開始位置の固定)」や「Set Beat(個別ビートの微調整)」といった新しい手動編集ツールも追加されており、細かなグリッド調整がこれまで以上にスムーズかつ直感的に行えるよう進化しています。
複数サービスを同時にミックス!アカウント切替不要の「Open Streaming」
ストリーミング音源を活用するDJにとってワークフローを劇的に変える新機能が「Open Streaming」です。
これまではDJプレイ中に使用するストリーミングサービスを一つに限定するか、ログインし直す必要がありました。「Open Streaming」では、サポートされている複数のストリーミングサービス(Beatport、TIDAL、SoundCloud、Spotifyなど)に同時にログインし、すべてを同一セッション内で並行利用することが可能になりました。
ライブラリ内では各ストリーミングサービスが独立したクレートとして表示され、ローカルに保存されている音源ファイルと異なるストリーミングサービスの楽曲を同じクレート内にまとめて管理・ミックスできます。サービスを切り替える手間がなくなり、あらゆる音楽ソースを縦横無尽に行き来する自由度の高いDJパフォーマンスを実現します。
ワンタップでキューとループが連動する「Cue Loops」
パフォーマンスの表現力を広げる機能として、「Cue Loops(キュー・ループ)」(※Serato DJ Pro限定)が新たに登場しました。
あらかじめ設定したHot Cue(ホットキュー)ポイントを叩くだけで、Cue位置へのジャンプと同時にあらかじめ指定した長さのLoop再生が即座にスタートします。従来のCue操作とLoop操作を個別に打ち分ける必要がなくなり、ワンアクションでスピーディーな展開作りが可能となります。
その他にも、ライブラリの誤編集を防ぐ「Protect Library」機能の復活や、M3U/M3U8形式のプレイリストインポート対応など、ユーザーからの強い要望に応えた機能改善が盛り込まれています。
ベータ版の入手方法
「Serato DJ 5.0」は現在、Serato公式フォーラムにてパブリックベータ版が公開されており、現行バージョンと並行してインストールして試すことができます。「Lucid Beatgrids」および「Open Streaming」はSerato DJ ProとSerato DJ Liteの双方で利用可能です。
出典:Serato






