DJならではの音源入手先として広く利用されている「レコードプール」。プロのDJのために各レーベル等から提供される新譜やプロモーション音源などを配布するためのサービスで、様々なジャンルの最新のトラック、リミックス、エディットなどを効率よく見つけることが出来るDJにとって心強い味方となるサービスです。
そんなレコードプールの中で、ここ日本においても最も多くのユーザーを誇るサービスである大手レコードプール「DJcity」について今回はご紹介したいと思います。
DJcityとは？
DJcityは、アメリカ・ロサンゼルスに拠点を置き、世界中のDJに最新のクラブ楽曲やエクスクルーシブミュージックを届ける会員制のデジタルレコードプールです。DJのクラブプレイに使用される楽曲にフォーカスをあて、様々なジャンルの音楽が毎日配信されています。
世界最大のダンスミュージックダウンロードサイトBeatportと共同で「Beatsource」というストリーミングサービスを展開していることでも知られています。
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DJcityで提供される楽曲のジャンル
DJcityでは、HIPHOPやダンスミュージック、ラテンミュージック、POPミュージックまで幅広いジャンルの音楽が提供されています。
特にHIPHOP系のジャンルに強く、レコードプールとしては珍しい日本語ラップの楽曲も提供されていたりと、ヒップホップやオープンフォーマット系のDJがクラブやイベントでプレイするためのトレンドや人気のある曲を見つけるための貴重なリソースとなっています。
また、専属のリミキサーとプロデューサーも多く抱えており、DJcityでしか入手できないリミックスやエディット音源などのエクスクルーシブ音源がダウンロードできる点も大きなメリットです。
DJcityの価格
DJcityは、定額制のダウンロードサイトであり、1ヶ月または6ヶ月定額ののサブスクリプション契約をすることで、サービス内の楽曲がダウンロードし放題となります。それぞれのサブスクリプション価格は以下となっています。
1ヶ月プラン：¥4,000
6ヶ月プラン：¥20,000
新規ユーザーは、最初の1ヶ月間は¥1,500
ストリーミングサービスとは違いダウンロード型なので、ダウンロードした楽曲を所有することが出来るのは安心です。
契約ユーザーは、DJcity内の楽曲がダウンロードし放題ですが、それぞれの楽曲のダウンロード回数上限は3回までの制限があります。ただ、1アカウント1ユーザーで使うことが原則で、他の人とのアカウント共有は禁止されているため、3回のダウンロード回数上限が問題になることはほとんどないと言えるでしょう。
DJcityの支払い方法
DJcityの利用料金の支払い方法は、Visa、MasterCard、JCB、American Expressのクレジットカードもしくはデビットカードやバーチャルカードでの支払いが可能です。
DJcityでダウンロードできる音源のフォーマット
DJcityで提供される音源は、原則320kbpsのMP3ファイルとなり、クラブプレイにも適した高音質のデジタルファイルが提供されています。
全てのMP3ファイルはメタデータ(アーティスト名、タイトル名、キー、BPM、ジャンル、リリース日)が付与されており、さらにキューポイントやビートグリッドはSerato用に整備されてるため、Seratoユーザーには非常に嬉しい仕様となっています。
古い楽曲は提供されていない
DJcityで提供される楽曲は、主に新しい音楽のプロモーションが目的となっているため、クラシック音源や約6ヶ月程度のプロモーション期間が過ぎた楽曲は掲載が順次終了していきます。
先述のようにダウンロードした楽曲は所有することが出来るので、自分のパソコンやハードドライブに保管しておけば、掲載が終了した後も楽曲をDJプレイに使い続けることが可能です。
アプリでスムーズに楽曲チェック
DJcityでは、PCで使うデスクトップアプリとスマホやタブレットで使えるモバイルアプリが提供されており、楽曲チェックや一括ダウンロードがスムーズに行え、DJの音源収集の強い味方になってくれます。
日本語対応
DJcityのサービスサイトはレコードプールの中では珍しく日本語に対応しており、国内ユーザーも快適にサービスを利用することができます。全て英語での利用が基本となる他のレコードプールに比べて言語的な負担がない点は日本のユーザーには嬉しいポイントです。
まずは無料登録して楽曲をチェック
DJcityは、有料契約をせずとも、無料の会員登録をすれば、サービスで提供されている楽曲リストの確認と試聴やクレートの作成を行うことが可能です。
アカウントを持っていない人は、まず無料登録してみて、楽曲探しの使い勝手や自分のDJスタイルにマッチする楽曲が配信されているかを確認してみてはいかがでしょうか。
