DJを始めるにあたっては、最初にある程度の機材を揃える必要があり、それなりの初期費用が必要になります。
いきなりクラブに常設されているような本格的な機材を導入しようと思うと数十万〜数百万は軽くいってしまうような初期投資となるため、特にこれからDJを目指すような若い世代にとっては高いハードルとなってしまう事は事実です。
今回は参考情報までに、筆者がDJを始めた時(2008年頃)に実際に購入した機材一式をご紹介したいと思います。
①ターンテーブル(Technics SL-1200MK6) x 2
まず何といっても欠かせないのがターンテーブル。当時は現在ビギナーに主流のDJコントローラーのような機材はまだなく、レコードを扱うターンテーブルかCDを扱うCDJの2択であったような時代でした。
筆者はスクラッチやジャグリングなどバトルDJへの憧れもあったことから迷いなくターンテーブルを選び、DJ用ターンテーブルの代名詞ともいえるTechnics SL-1200シリーズの当時の最新モデルであった「Technics SL-1200MK6 」を2台購入しました。
▼現在の最新モデルSL1200-MK7
TECHNICS ( テクニクス ) / SL-1200MK7-S②ミキサー
合わせて欠かせないのがミキサー。
こちらもDMC(著名DJバトル大会)の標準ミキサーであった「Technics SH-EX1200」を導入しました。
③ヘッドホン
モデルは忘れましたがヘッドホンもTechnicsで合わせて、5,000円程度の安いDJ用ヘッドホンだった記憶があります。
④レコード針 x 2
SHURE M44G(現在は廃番)
⑤レコード数枚
謎のバトルブレイクや四つ打ち系のレコードだった気がします。
⑥教則DVD
ビギナー向け教則本とDJ基本テクニックみたいなDVD
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かかった費用
- ターンテーブル x 2:120,000円程度
- ミキサー:40,000円程度
- ヘッドホン:5,000円程度
- レコード針 x 2:15,000円程度
- レコード数枚:10,000円程度
- 教則本・DVD:2,000円程度
合計金額:約200,000円弱
家にあったものを活用したもの
- スピーカー(AUX入力が出来るオーディオコンポがあったのでそれを使っていました)
- DJ台(最初は適当な机や台の上に載せてました)
覚えている限り最初に最低限揃えたのはこんなもんかなーと思います。
私がDJを始めた時はちょうど世の中のDJたちがレコードからPCに移行した時代の転換期だった記憶があります。
私はPCも持っていなかったので最初レコードでのプレイから入りましたが、今から考えるとけっこう時代を感じるセットアップですね笑
まあ最初からデジタル環境ではなくアナログ環境でスタートしたというのは、自分にとっては良かったかなと思っています。
レコードのなんとも言えない味といいますか、所有する喜びみたいなものを初めて感じましたし、レコード屋通いやジャケ買いみたいなフィジカルな体験も全て私の青春の思い出として強く心に残っています。
▼2023年にDJ始める場合の機材候補
現在は技術の進歩でより安価で最低限のDJ環境が整えられる機材がたくさん出てきていますので、オールドスクールなセットアップを揃える場合の参考程度にご覧いただければと思います。