【2024年】今からDJを始めるならどの機材を選ぶ?

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2024年現在、DJ機材や周辺技術の急速な進歩によって、DJをするためのハードウェアやソフトウェアには非常に多くの選択肢があります。

ターンテーブル2台とミキサーだけのシンプルなセットアップだけがDJをするための唯一の選択肢だった時代から、テクノロジーを駆使したより便利な、もしくはより複雑なセットアップへと進化しました。

初めてDJに興味を持ち機材について情報収集を始めた方にとっては、「結局どれを選ぶのがいいの?」と大混乱に陥ってしまう状況になっていることは否めない感を感じます。

今回は、もし今からDJを始めるとしたらどの機材・ソフトの組み合わせでスタートするか。

という観点で、複数の機材、セットアップを比較し検討してみました。

先に結論からお伝えすると、DJコントローラーラップトップPCを購入するのが費用面や拡張性を考慮してベストな選択肢だと判断しました。

ここからは選択肢として候補になったDJセットアップとそれぞれのメリット・デメリットについて書いていきたいと思います。

DJコントローラー + ラップトップPC

おそらく現代では最もポピュラーな選択肢であろうPCと小型のDJコントローラーの組み合わせです。

2台のデッキとミキサーそしてオーディオインターフェイスまで合体させコンパクトに設計されたDJコントローラーは最も安価に入手できるDJ機材の一つであり、PCとUSBケーブルを繋げるだけでDJプレイが可能になります。

基本的にDJソフトウェアもバンドルされているため、DJコントローラーとソフトウェアが動作するPCさえあればすぐにDJを始める事ができます。

現時点でのおすすめは、DJ機材の入門モデルとして大人気モデルであったPioneer DJ 「DDJ-400」の後継として2022年11月に発売された「DDJ-FLX4」とMacbookの組み合わせ。

PCは価格を考えるとWindowsの方が安価でいいのですが、音楽ソフトウェアとの相性やアーティストの間での普及度を考えるとApple製品に軍配が上がりますし、各機材メーカーも新OSが出た際などはApple製品への対応を重視する可能性が高いです。

そして何よりもカッコイイ。

初期費用としてはDJコントローラーが約3〜4万円台 + ラップトップPC代が10万円台前半というのが相場ですが、音楽ファイルの管理やDJソフトウェアはそこまで高スペックなPCは必要ありませんので予算に応じてまずは安価なものでも十分使用できます。

オールインワンDJシステム

オールインワンシステムは一見先ほどのDJコントローラーの大型版ですが、大きな違いはPCと接続しなくてもスタンドアローンで動作するという点です。

通常USBドライブやSDドライブの外部メディアに入れた音源を読み込ませてDJプレイを行います。

後述するクラブに設置してある標準的なDJセットアップにより近いコントローラーになります。

ターンテーブル + ミキサー

最もオールドスクールなDJらしいセットアップです。

近年ではレコードブームの再到来も起こっており、アナログレコードにこだわりがある人はこのセットアップでオールアナログの渋いDJプレイを目指すのもいいかもしれません。

ただこのセットアップでDJをしようと思うと、レコード音源、レコード針、スピーカーなど他にも必要なものが出てくるためコストがかさみやすいという面があります。

デメリット
・別途レコード針が必要
・別途スピーカーがないと音が出せない
・レコード音源が必要
・PC内の音源でDJをするにはDVS対応ミキサーもしくはオーディオインターフェイスが必要

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メディアプレーヤー(CDJ) + ミキサー

ほとんどのクラブでスタンダードとなっているセットアップです。

それぞれ独立した2台のメディアプレーヤーとミキサーを使用するセットアップで、USBドライブやSDドライブの外部メディアに入れた音源を使用してスタンドアロンでDJプレイを行うことはもちろん、PCを接続してDJソフトウェア内の音源を使用するコントローラーとしても動作し、柔軟なプレイスタイルを提供します。

現場で使用する機材と同じPioneer DJのCDJ-3000とDJM-900NXS2のような機材を揃えることができればベストですが、非常に高額になるため、大金持ちのセレブの方以外には現実的な選択肢ではないと思います。

その他:ヘッドホン

DJは基本的に曲から曲へと音楽が途切れないように繋ぎ合わせていく事がメイン作業になりますが、次にかける曲を前の曲と違和感なく繋げるためのピッチ、音量、EQなどの調整にヘッドホンは必須となります。

普通のヘッドホンやイヤホンでも出来ないことはないですが、DJ用のヘッドホンは耳に当てるヘッド部分が可動式になっていたりケーブルが脱着式になっていたりと、DJ用途に最適化されており、よりスムーズなDJプレイが行えるように設計されています。

また現在ではPCやコントローラーのスクリーンに曲の波形などが表示される事が普通ですので、画面を見ながら合わせていくことも不可能ではないのですが、やはり実際の音を聞いて調整する方が確実ですし、何よりずっと画面を見ながらプレイしているDJって全然カッコよくないですよね。

今後クラブ等でプレイすることになった時でも問題なく使用出来るように、予算に余裕があればある程度良いヘッドホンを用意する事をオススメします。

安価なヘッドホンは出力や音質面で、大音量の音楽が流れるクラブの環境の中では正確にモニター出来ない状況に陥る可能性が高まるためです。

DJヘッドホンのおすすめ10選 | 片耳にヘッドホンをつけて何してる?適切なモデルを選ぶ際に気を付けるポイント

いかがでしたでしょうか。趣味で始めるにしても本気でプロを目指すにしても予算は限られている場合がほとんどかと思います。

後々クラブでUSB音源などでDJを行うにしても、PCは音源の移し替えや設定で必須となりますので、まずはラップトップPCと比較的安価なDJコントローラーで初めて、予算に余裕が出来たらより現場仕様に近いセットアップにステップアップするというのがおすすめのステップです。

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