DJプレイリストの作成方法。曲の分類のコツ

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DJプレイを行うにあたっての重要な準備の一つが、「プレイリストの作成」。

事前に本番でプレイする楽曲をチョイスしグループ分けを行っておくことで、かけたい曲を探すのに時間がかかってミックスのタイミングを逃したり、かける曲がなく焦って空気感をぶち壊す選曲をしてしまったりトラブルに見舞われることなく、実際のDJプレイの尺や時間帯などにあったプレイリストを用意しておくことで、スムーズなDJパフォーマンスを行うことが出来ます。

今回はそんなプレイリストを作成する際に、何を基準に曲を選んでいけばいいのか、曲の分類方法のコツをご紹介したいと思います。

分類方法1:ジャンル

最も基本的な分類方法は、曲のジャンルによって分類する方法です。例えば、ヒップホップ、テクノ、ハウス、アニソン、ロックなど、音楽のジャンルごとに分類することができます。

Houseという大まかな分類の仕方から、Deep House, Acid House, Progressive House, Tech Houseといった具合により細かいジャンルに細分化していくことも一つの方法です。

分類方法2:テンポ/BPM

もう一つ、最も基本的な曲分類の筆頭の一つが曲のテンポによって分類する方法です。基本的にDJは異なる曲のテンポ(BPM)を合わせて2曲間をスムーズに切り替えてミックスを行いますので、あまりにBPMが違う曲同士を繋ぐことは技術的にも難しく、流れを止めてしまうことにもなりかねません。

BPMが90~100のHIPHOPやR&B、120から130のHouse,Techno、など、テンポとジャンルを組み合わせてプレイリストを作っておけばイベントの音楽ジャンルや前後のDJとの流れを維持したままスムーズなDJプレイが行えるでしょう。

分類方法3:キー

楽器演奏や楽曲制作の経験などがなければあまり曲のキーを意識することは少ないかもしれませんが、キーも音楽を語る上で重要な要素です。例えば、同じキーの曲を続けて再生することで、音楽の転調をスムーズに行い、聴き手に安定感を与えることができたり、キーが異なるが曲を繋げてミックスに展開を作ったりすることも可能になるでしょう。

DJソフトには楽曲解析をしておけばキーを表示してくれる機能もありますので、今まで意識したことのない人はキーにも着目すると新しい発見があるかもしれません。

分類方法4:アーティスト

これもメジャーな分類方法の一つですが、曲のアーティストによって分類する方法です。同じアーティストの曲を集めたプレイリストを作成することで、そのアーティスト縛りの選曲のプレイを行なったり、そのアーティストのフィーチャリング曲やプロデュースで参加している曲に展開したり、分かる人には「おっ」となるような玄人向けの選曲の流れを作り出したりすることも一つのテクニックです。

分類方法5:年代

音楽は年代とともに語られる事も多く、「いつの時代の曲なのか」は選曲でストーリーを作る上で一つの重要な要素になります。

「80年代ディスコ」「90年代R&B」「00年代テクノ」などといった具合で「年代+ジャンル」のような組み合わせでプレイリストを作っておけば、一貫性のある選曲に貢献してくれるでしょう。

自分のDJプレイスタイルや感性に合わせて、適切な分類方法を見つけよう

今回ご紹介したプレイリスト作成の方法はあくまで一例です。「プレイリストなんて作らずに現場で即興で選曲するのが自分のスタイルだ!」というのももちろんアリでしょう。

ただ、しっかりとしたプレイリストを充実させておくことで、どんな状況でもすぐに対応ができDJプレイに余裕ができるということは、特に毎晩のように様々なクラブでプレイを行うDJにとっては重要な準備であることは間違いなく、現場で焦ってミスをしてしまうことも減らせるといったメリットもあるでしょう。

無数の楽曲をグループ分けし、様々なDJプレイの流れのイメージトレーニングをすることはDJとしてのレベルアップにも一役買ってくれると思いますので、自分のDJプレイスタイルや感性に合わせて自身にとってのベストなDJプレイリストの作成方法を見つけてください。

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