DJ機材のエントリーモデルとして決定版とも言える存在であった、Pioneer DJ「DDJ-400」が2022年8月頃より、メーカーサイト、Amazon/楽天など大手ショッピングサイト及びDJ機材取扱ショップで軒並み「在庫切れ/販売終了」となっており入手困難な状況となっております。
そして、2022年11月8日に正式な後継モデルとして「DDJ-FLX4」が発表され、DDJ-400の販売再開の可能性は限りなく低くなりました。
DJ入門機として何年もの間最も有力な選択肢であったDJコントローラーが入手困難になった今、後継機であるDDJ-FLX4との比較や代替として購入候補に挙げることのできる同価格帯のDJコントローラーのおすすめをピックアップしてみたいと思います。
DDJ-400は定価33,000円(税込)で販売されておりましたが、現在一部ショッピングサイトやオークションサイトでプレミア化し定価以上のかなり高額で販売されている例もチラホラ見られますので、ご購入検討中の方はご注意ください。
DDJ-FLX4
まず購入候補となるのはなんと言ってもDDJ-400の後継モデルとしてPioneer DJより正式に発売が開始された「DDJ-FLX4」。
DDJ-400との主な違いは、
- 外観ボディのブラッシュアップ
- 対応ソフトウェアがrekordbox & Serato DJのマルチ対応に
- USB Type-Cポート対応
- SMART CFX機能とSMART FADER機能を搭載
などなど、DDJ-400の機能を全て引き継いだ上で更なる進化を遂げた初心者向けDJコントローラーの新たな決定版とも言える存在です。
詳細な比較を以下のページでご紹介しておりますので詳しい情報を確認したい方は是非ご覧ください。
DDJ-200
DDJ-400の弟分とも言える機種「DDJ-200」はDDJ-400やDDJ-FLX4の機能を限定した簡易版と言える存在ですがDJIプレイに必要な基本的な機能はしっかり備えており20,000円台という優れたコストパフォーマンスで代替機種として有力な候補となりそうです。
PC/Mac対応DJソフト「rekordbox」、無料DJアプリ「djay」「WeDJ for iPhone」に対応しており、Beatport LINK、Beatsource LINKのDJ用ストリーミングサービスにもしっかり対応しているため、気軽に誰でもDJプレイを楽しめるという点では最適な機種となります。
ただ、オーディオインターフェースが内蔵されていないため基本的に接続したPCやスマホから音を出力することしかできず、後々イベントでクラブなどのお店でプレイを行うということは少し難しいという弱点があります。
DDJ-REV1
DDJ-REV1はDDJ-400のSerato DJ対応版といった存在の機種になります。
ターンテーブルを縦置きした時のようにテンポスライダーが上部に水平に配置されていたりパッドがミキサー部に配置されていたりとターンテーブリストに扱いやすいレイアウトが採用されており、バトルDJのような本格的なスクラッチやクイックミックスを楽しみたい方におすすめです。
Pioneer DJのコントローラーではありますが、対応ソフトはSerato DJ Lite(Serato DJ Proは有償で対応)となっており、rekordboxは使えませんので注意が必要です。
DDJ-FLX4がSerato DJにも対応したことから、DDJ-REV1のレイアウトがいい人や、Serato DJしか使わないし価格が少しでも安いほうがいい、という方におすすめの機種になります。
TRAKTOR KONTROL S2 MK3
Pioneer DJの機材やソフトにこだわりがない方におすすめなのが、Native Instrumentsの大人気DJコントローラー「TRAKTOR KONTROL S2 MK3」です。
まさにDDJ-400のTRAKTOR版といった感じで、Native Instrumentsならではの洗練されたデザインのコントローラーはTRAKTOR PRO 3のフルバージョンが付属しており、DJプレイに必要な全てが詰まった完成されたDJコントローラーです。
使用できるDJソフトはTRAKTORのみとなるためTRAKTOR使いの人やNative Instrumentsファンの人におすすめのDJコントローラーです。
まとめ
以上4機種を紹介させていただきましたが、どれも優れた機能を持つ良いDJコントローラーですので、DDJ-400からの買い替えやDDJ-400を狙っていた人、また最初のDJ機材の購入を検討されている人に是非参考になれば幸いです。