DJ環境のデジタル化とともに、DJや音楽制作を行う上でパソコンは今や最も欠かせないツールの一つになっています。
そして、パソコンとDJ機材やドラムマシン、シンセサイザー、オーディオインターフェースなどのハードウェアを接続する上で不可欠なのが「USBケーブル」。
USBケーブルは、スマホの充電などで日常的に使う機会も多いですが、音楽用途に設計されたオーディオ用USBケーブルがあるのはご存知でしょうか?
今回は、普通のUSBケーブルと高音質USBケーブルの違いと音質向上の期待が持てるおすすめのオーディオ用USBケーブルをご紹介します。
USBケーブルで音質は変わるのか?
音楽機器に接続したUSBケーブルは、デジタルオーディオ信号を伝送するために使用されますが、デジタルオーディオデータの伝送とともに電源供給も同時にしており、電源の干渉による影響がオーディオデータの伝送ロスやノイズとなって現れる可能性が考えられます。
普通のUSBケーブルと比較して、音質や安定性に重点を置いて設計されたオーディオ用USBケーブルは、高品質な素材の使用や余計なものを排除したシンプルな内部構造で伝送ロスやノイズを極力排除し、より高い音の再現度と解像度を実現できるとされています。
また端子部分も金メッキ加工が施されるなど、サビ等の劣化に強くノイズが乗りにくい設計となっていたりと、高音質と安定伝送を実現するための様々な工夫が施されているのが、高品質なオーディオ用USBケーブルの特徴となります。
DJ用のUSBケーブルを選ぶ際に考慮したいポイント
- USB接続端子の種類:USB端子にはUSB-A/USB-B/USB-Cとさまざまな端子が存在しています。基本的にパソコン側はUSB-AかUSB-C、DJ機材側はUSB-BかUSB-C端子になる場合が多いでしょう。接続する機器にあった端子同士のケーブルを選ぶことが最重要項目です。
- 長さ:一般的にケーブルは長ければ長いほど信号の劣化やノイズが発生しやすくなります。大は小を兼ねるという考え方でとりあえず長いケーブルを購入するのではなく、音質にこだわるのならば必要以上に長いケーブルではなく、使用に十分な出来るだけ短いケーブルを選ぶことをおすすめします。
- 端子加工:高品質なオーディオケーブルはノイズの原因となりやすい接続部である端子部分に金メッキ加工など劣化やノイズ防止のための加工が施されています。端子部分のメッキ加工はケーブルの耐久性と安定性を高めるための重要な要素になります。
- デザイン:見た目のデザインももちろんですが、ケーブルを曲げた際の歪みによって生じる伝送ロスやノイズ対策を考慮した形状になっているケーブルもあり、その点も一つの差別化ポイントになります。
DJ用USBケーブルのおすすめモデル3選
OYAIDE d+USBシリーズ
OYAIDE d+USBシリーズは、ラップトップDJやオーディオインターフェースを使用する楽曲制作など次世代サウンドシステムに照準を合せ、DJやアーティストのために様々な工夫を施し最良の環境を提供するよう設計されたUSBケーブル。
厳選された導体やコネクター部のメッキ加工、平たい形状のフラットデザインによるノイズ対策など、確実な信号伝送のための数々の工夫が施されたミュージシャンのためのオーディオUSBケーブルです。
EXFORM PREMIUM USB CABLE for DJs
EXFORM プレミアムUSBケーブル for DJsは、長年DJ機材・楽器・音響機器の製造開発に関わったスタッフで構成されたプロジェクトチームが生み出す、現場で使えるDJ向け機器を開発する国内ブランドEXFORMから販売されている、高い音質とDJコントロール信号の伝送能力を実現しながら、柔らかさと強度を兼ね備えたDJの為のUSBケーブルです。
UDG Ultimate Audio Cable
DJ用バッグ/ケースやテーブルでお馴染みのUDGからもUSBケーブルが販売されています。金メッキ加工などオーディオ用ケーブルとしての特徴はしっかりともち、豊富なカラーバリエーションで選ぶ楽しみもありそうです。