アー写にこだわれ。魅力的な宣材写真でブランディングに差をつける

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DJなどのアーティスト活動を行う人にとって、アイデンティティとイメージを確立する役割を果たす「アーティスト写真(アー写)」はブランディングや宣伝のために欠かせないマーケティングツールの一つです。

アーティストの視覚的な表現や個性を伝え、そのアーティストの印象を与えるのに大きな役割を果たすアー写に、クオリティの高い写真やイラストを使うことは、他のアーティストに差をつけるブランディング戦略の一つとなるでしょう。

今回は、そんなクオリティの高いアーティスト写真を用意するいくつかの方法と管理方法についてご紹介したいと思います。

アー写とは?

そもそもアー写とは、「アーティスト写真」の略称で、アーティストの顔やイメージを表現し、活動を広報するために使用されるプロフィール写真や宣材写真のことを指します。

イベントのフライヤーやWebサイトに掲載したり、SNSのアイコンやトップ画像に使用したり、そのアーティストのビジュアル的な「顔」となる役割を果たします。

アーティスト写真のバリエーション

アーティスト写真は、「写真」のみならず様々なスタイルやアプローチのバリエーションが存在します。以下にいくつかの代表的な例をご紹介します。

アーティスト本人の写真

アーティスト活動を行う本人の写真を撮影してアーティスト写真として使用する一番わかりやすい、名前通りのパターンです。

アーティストの顔や表情、ポーズによってイメージを表現するポートレート写真、パフォーマンス中の姿を使用するパフォーマンス写真、顔がよくわからない影だけや抽象的な写真でアーティストの音楽やテーマに関連した特定の雰囲気やメッセージを表現したコンセプチュアル写真など、様々なバリエーションが存在します。

イラスト

写真ではなく、アーティスト本人をイメージしたアニメキャラクター風のイラストなどもよく利用されます。

イラストは自分の好きなようにビジュアルを作れるため、写真よりも表現力豊かな要素を持っており、アーティストの個性をより強調することができます。写真だけでは表現しきれないイメージやコンセプトを伝えることができるのがメリットです。

ロゴ

アーティストの名前やイメージを視覚的に表現した独自のロゴマークやシンボルもよくあるパターンです。

魅力的でインパクトのあるデザインのアーティストロゴを用意しておけば、単に普通にアーティスト名をテキストとして載せるだけでは与えられない視覚的なイメージを与えることが出来るでしょう。

出典:Daft Punk

顔出しすべきか?

アーティスト活動を行う上で、不特定多数の人の目に触れるアーティスト写真に自分の顔がはっきり分かる写真を使うべきか悩む人も多いかもしれません。

これに関しては、結論「どちらでもいい」と言えるでしょう。

もしあなたが自分のビジュアルに自信があるのならば、顔や容姿を前面に押し出すアーティスト写真にして、それを一つの武器として活用するのも戦略の一つですし、顔出しせずともお面を被ったり、イラストイメージのみで活動をしているアーティストもたくさん存在します。

あなたがアーティスト活動を行う上で何を重要視するのか、優先順位を明確にすれば、顔出しするかしないかは自ずと決まってくるかもしれません。

どんなアーティスト写真にするかはジャンルによってもある程度決まる

あなたがアーティストとして活動するフィールド(ジャンル)によって、どんなアー写にするかはある程度決まってくるとも言えます。

洗練された雰囲気のハウス・テクノ系イベントによく出演するのにゴリゴリのラッパー風のアー写にしたり、イカつい男達の写真が並ぶHIPHOP系イベントのフライヤーに美少女キャラ風イラストのアー写が混じっていたら違和感がすごいですよね。

あえて違和感のあるアー写で個性を表現するのも一つの戦略かもしれませんが、盛大にスベったり、運営側にやりずらいめんどくさい奴だと思われるリスクがあることは理解しておくほうがいいかもしれません。

高品質なアーティスト写真を用意する方法

では、どうやって高品質で魅力的なアーティスト写真を用意するのでしょうか?

一番簡単で間違いない方法はズバリ、「お金を払ってプロに撮って(作って)もらう」です。

最も多くの目に触れるアーティストの宣伝素材は、本気で活動を行うアーティストならお金をかけてこだわるべきポイントです。

では具体的にどういう方法でプロに依頼すればいいのか、いくつかの方法をご紹介します。

フォトスタジオでプロに撮影してもらう

写真をプロに撮ってもらうとなったら、フォトスタジオでプロに撮影してもらうことが真っ先に思い浮かぶ人も多いでしょう。

プロのカメラマンが常駐しているフォトスタジオは全国各地にあり、アーティスト写真の実績が豊富なスタジオもあります。スタジオだけでなく屋外での撮影プランもあったり、要望に応じて対応してくれるカメラマン・スタジオをネット検索などで探し、コンタクトを撮ってみるのがいいでしょう。

クラウドソーシングサイトで依頼する

写真撮影からイラスト・ロゴ制作まで様々な依頼を全国のプロに依頼することができるクラウドソーシングサービスを利用する方法です。

予算や、対応地域に合わせて条件に合うサービス提供者を簡単に探すことができ、知り合いがいなくてもプロにつながることができるため、必要なスキルを持った人に、必要な時だけネット発注したいときに便利なサービスです。

SNSのDM等で直接依頼する

SNSなどでお気に入りのフォトグラファーやイラストレーターがいて、その人に依頼したい場合は、DMで直接依頼をしてみるのも手です。

一般的にはプロフィール欄などに「仕事依頼はこちら」のような形でDMやウェブサイトからの問い合わせを案内している人も多いです。依頼料などの条件は人によってピンキリですので個別に交渉することになるでしょう。

AI写真生成サービスを利用する

プロのフォトグラファーやイラストレーターに依頼をするとどうしてもある程度のお金がかかります。予算に余裕がない場合や、知らない人に依頼するのは嫌だ、といった場合は最新テクノロジーを駆使した「AI写真生成サービス」を利用する手段もあります。

例えば、「Phaii -AI写真撮影-」というサービスは、正面から撮影した自撮り画像を一枚送り、利用シーンや完成イメージ等を伝えることで、24時間以内に自分の顔が希望イメージに合成された、プロカメラマンの撮ったようなAIによる生成画像が手に入るというサービスです。

実際の人間に依頼するよりも安価に、素早く写真が手に入るというメリットがありますが、自分のイメージするような写真が生成できるか分からないというデメリットはあります。

共有フォルダ等に入れていつでも送れるようにする

DJ・アーティストとしてイベント出演やメディア露出がある場合は、掲載用のアーティスト写真の提出が求められる場合が多いです。

高品質なアーティスト写真を用意したら、その素材をGoogle DriveやDropboxのようなクラウドストレージサービスに自身のアーティスト写真専用フォルダを作り、シェアリンクをいつでも送れるようにしておけば、運営者側にスムーズにアーティスト素材を共有することができ、活動の助けになるでしょう。

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