rekordboxかSerato DJどちらを使うべきか。2大DJソフトを徹底比較

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初心者からプロまで、あらゆる層に広く利用されているDJ用ソフトウェアとして人気を二分しているのが、「rekordbox」と「Serato DJ」です。

rekordboxは言わずと知れたDJ機材のナンバーワンブランド「AlphaTheta/Pioneer DJ」が開発する純正のDJアプリケーションで、圧倒的シェアを誇るPioneer DJ製ハードウェアとの互換性と積極的な新機能の追加により近年急速にシェアを伸ばしています。

対してSerato DJは、現在のPCを活用したデジタルDJの普及に大きく貢献した「Scratch Live」でPCDJの基礎を築き上げ、そのScratch Liveの後継版ソフトとして進化を続けており、最先端のテクノロジーと安定性で今もなお世界中のトップDJ達に愛用されているDJソフトの代表的存在です。

今回はこの「rekordbox」と「Serato DJ」の両ソフトの違い、利用シチュエーションによってどちらのソフトを使うべきかを考えていきたいと思います。

対応ハードウェア

rekordbox対応のハードウェアはAlphaTheta/Pioneer DJ製のDJ機材のみとなっており、他社製のDJコントローラー等ではrekordboxを使用することは出来ません。

対してSerato DJは、AlphaTheta/Pioneer DJ製ハードウェア含む多くのDJ機材に対応しており、より広範囲のDJ機材の選択肢があります。これはSerato自体がハードウェアを製造しておらず、ユーザーを囲い込むような戦略をとっていないことにも関係していると思われます。

なお、両ソフトウェアともPC内のデジタルデータ音源をターンテーブルやCDJでコントロールするDVS(Digital Vinyl System)に対応しており、DVS対応ミキサーや、専用のオーディオインターフェース(rekordboxの場合はINTERFACE 2、Serato DJの場合はReloop Flux)を使用すればハードウェアに依存せずソフトを使用することが可能です。

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対応PC

rekordbox、Serato DJの両ソフトはパソコンにインストールして使用するアプリケーションであり、正常動作のためにメーカーが公表している推奨スペックを満たしたラップトップPCを用意する必要があります。

それぞれのソフトウェアの要求仕様は以下の通りです。

仕様 rekordbox Serato DJ
OS macOS Tahoe 26
macOS Sequoia 15
macOS Sonoma 14
macOS Ventura 13
Windows 11
Windows 10
macOS Tahoe 26
macOS Sequoia 15
macOS Sonoma 14
Windows 11
Windows 10
CPU (Mac) Apple M1シリーズ以降
(Windows) Intel Core i9/i7/i5/i3、Intel® processor Core™i9, i7, i5 (Video機能)、AMD Ryzen 1000以降
STEMS機能を利用するときはIntel®の第8世代以降、AMDのZen+世代以降のCPUが必要
(Mac) Intel Core i5、Apple M1/M2以上
(Windows) 第6世代 Intel Core i5、AMD Ryzen 5 3000以上
メモリ 8GB以上(STEMS使用時は16GB以上) 8GB以上(高負荷パフォーマンス時は16GB以上)
ストレージ容量 2GB以上(楽曲ファイル除く) 15GB以上(SSD推奨)

両ソフトとも要求されるパソコンのスペックはあまり変わらないため、必要となるPCの費用などでの差はほぼないと言っていいでしょう。

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アプリの有無

rekordboxには、PC用アプリに加えて、楽曲管理からDJプレイまで行える高機能なスマホ/タブレット用モバイルアプリがあります。

Serato DJには現時点でモバイルアプリはないため、アプリの存在はrekordboxの大きなメリットになるでしょう。

ジャンルによって使用ソフトが違う

もちろんDJによって使用ソフトが違うことはありますので、完全に当てはまるわけではありませんが、傾向として、HipHopやオープンフォーマット系のDJ・イベントではSerato DJの使用率が高く、エレクトロニックミュージック系ではrekordboxの方が使用者が多いと感じる場合があります。

イベントで使用ソフトが違うDJが混在すると、配線や使用機材の入れ替えが必要になる場合もあり、転換の際に事故が起こったりする可能性も高くなります。基本的なDJソフトとしての機能に大きな差はないため、自分が出演するイベントのジャンルや周囲のDJの使用ソフトに合わせて選択するのも必要かもしれません。

また、rekordboxにはPCDJスタイルでのDJプレイ時に使用するソフトとしての役割だけでなく、DJプレイ用のUSBを作成する機能もあります。
USBメモリ等を音源としてDJをするスタイルの場合は、基本的にDJ用の楽曲情報を含んだUSBエクスポート機能があるrekordbox一択となりますので、PCDJを行わない場合は特にSerato DJと迷うこともないでしょう。

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価格

両ソフトの導入費用を比較したときに特徴的なのは、Serato DJには「買い切り(永久)ライセンス」があるという点です。

rekordboxSerato DJ Pro
Professional
月額プラン;¥3,960(税込)
年額プラン:¥39,600(税込)
Creative
月額プラン;¥3,322(税込)
年額プラン:¥33,000(税込)
Core
月額プラン;¥2,640(税込)
年額プラン:¥26,400(税込)
Free
無料
メーカーWEBサイトより購入の場合
サブスクリプション:11.99ドル/月(約¥1,894)
買い切りライセンス:279ドル(¥44,082)

国内代理店より購入の場合
買い切りライセンス:¥47,300(税込)

Serato DJ Lite
無料
*1ドル=158円換算
*2026年4月現在の価格

rekordboxはメーカー公式サイトからのライセンス契約のみが入手経路となっており、有償プランであるProfessional/Creative/Coreプランは月額もしくは年額プランで契約する形になります。

Serato DJの有償プランであるSerato DJ Proは、メーカー公式サイトからのライセンス契約、もしくは国内代理店からの購入の2通りの入手経路がありますが、国内代理店からの購入の場合はサブスクリプション契約はなく買い切りライセンスのみが選択肢となります。

為替の影響でタイミングによっては多少割高になる可能性はありますが、Seratoは海外サイトで言語も英語表記、決済はドルのため、英語や海外サイトでのカード決済に不安がある人は国内代理店から購入するのが良いでしょう。

rekordboxには買い切りオプションがないため、何年にもわたって使い続ける見込みが高い場合はSeratoの買い切りライセンスを購入するのが費用面では有利になります。

もう1点重要なポイントが、「機材によっては無料で使える」という点です。DJソフトにはハードウェアアンロックという仕組みがあり、対応コントローラーを繋ぐとライセンス不要で有償ソフトが使える場合ありますので、導入する機材によってはそもそも購入が必要ない場合もあります。

まとめ

rekordboxとSerato DJの両ソフトは基本的な機能やインターフェースは非常によく似ており、どちらのソフトを使用しても出来ることに大差はないというのが前提としてあります。

DJとして自分のプレイするジャンルや出演するイベントで使用率が高いソフト、もしくは使いたいハードウェアを基準にソフトを選ぶという感じになるでしょう。

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