根強い人気で多くのユーザーを誇るSerato DJのDVSスタイル。
DVS(Digital Vinyl System)とは、PC内のデジタルデータ音源をターンテーブルやCDJでコントロールし、レコードでプレイを行なう感覚と同じ感覚でDJを行うことが出来るシステムですが、DVSを行うためにはDVS対応ミキサーもしくは専用のオーディオインターフェースが必要です。
Serato DJ DVS対応ミキサーのおすすめ5選と選ぶ際の注意点
Serato DVS専用のオーディオインターフェースとしては、Rane社のSLシリーズやDenon DJのDS1が過去販売されていましたが、いずれも販売終了しており、新品での入手が困難な状況で、新たにSerato DVSの環境を構築するには対応ミキサーを導入するしかない状況でした。
ですが、今回Reloop社より新型のSerato DVS対応オーディオインターフェースとして「Reloop Flux」が発売されました。
Reloop Flux 製品概要
Reloop Fluxは、従来のDJミキサーをプロフェッショナルなDVSシステムに変えることができるUSB-C対応の3チャンネルオーディオインターフェイス。優れたオーディオ品質、適切に設計された操作コンセプト、およびクラブ対応のデザインが特徴としています。
DJプレイに最大限の柔軟性を提供する3つのステレオ入力
3つのステレオ入力を備え、最大3デッキのターンテーブル/CDJを接続可能。入力設定は目立たないDIPスイッチを使用してで行われるため、クラブでのスイッチングのアクシデントの可能性が最小限になる点は嬉しいポイントです。
スルーモードもボタンで楽々
インターフェイスのトップパネルに搭載された物理ボタンとしてダイレクトスルーボタンが搭載されており、接続されたターンテーブルやCDJを従来どおり使用できるスルーモードに素早く移行することができ、Seratoソフトウェアでスルー設定を行う必要がない点もスムーズなDJプレイに寄与してくれそうです。
バスパワー駆動
Fluxはバスパワー駆動に対応しているため、PCとインターフェースをUSB接続するだけの最小限の配線で使用することが可能。
USB-C DC入力を介して外部電源から電力を供給することもできるため、コンピューターが接続されていなくても、ターンテーブルとCDJをスルー モードで使用できます。2つ目のUSB-Cポートは、MacBookなどの他のUSB-Cデバイス(最大60W)への給電、Power Deliveryサポートを提供します。
USB-Aハブ内蔵
MIDIコントローラーやその他のUSBアクセサリを接続するための2ポートUSB-Aハブが内蔵。CDJのHIDモードで使用するなどセットアップの幅が広がりそうです。
Reloop Fluxは2023年6月26日国内正式発売予定
Reloop Fluxは、2023年6月26日(月)に各国内販売店にて発売予定の旨がアナウンスされており、Serato DVSのユーザーにとって待望の製品となるだけにいち早く入手したい方も多いのではないでしょうか。
製品名:Reloop Flux
JAN:4534217610838
価格:オープンプライス(市場想定税込価格:69,900円)
発売日:2023年6月26日(月)予定
市場想定税込価格は69,900円となっており、各取扱店にて予約受付が開始されています。初回出荷数には限りがあるようなので、需要の多そうな製品だけに購入を検討していた方はお早めに予約することをオススメします。
Reloopは主にヨーロッパで人気を誇るドイツに拠点を置く総合DJ機器メーカー。国内ではReloop製品の一部ラインナップのみが販売されている状況で、認知度と国内ユーザーはまだまだ少ないメーカーといえます。Reloop Fluxのような希少性が高くニーズの高そうな製品をきっかけに、フルラインナップが国内でも展開されればユーザーの選択肢が増えるだけに、今後の展開を期待したいですね。
Reloop Flux メーカーページ:https://www.reloop.com/reloop-flux