「MPC X Special Edition」登場。ビートメイキングの鉄板ギアが35周年

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Akai Professionalから、同社の伝説的ドラムマシン「MPC」の誕生35周年を記念した最新モデル「MPC X Special Edition」がリリースされました。オリジナルのMPCを彷彿とさせるクラシックな外観と、最新のテクノロジーを駆使した機能で、新たな音楽制作マシンの選択肢となりそうです。

ノスタルジーを感じるクラシックな外観

MPC X Special Edition
Photo: AKAI Professional

MPCといえば、ダンスミュージック、特にHIPHOPの歴史を語る上では非常に重要な役割を果たした伝説的なハードウェア。既存の楽曲の一部を素材として使用し新たなビートを創作するサンプリングという手法を、数々の著名HIPHOPプロデューサーがMPCを使用して行っていたことを知る人も多いのではないでしょうか。

MPC X Special Editionは、そのレガシーサンプラーであるMPCのレトロな外観を引き継いだデザインとなっており、ロゴやホワイトとグレーを基調としたカラーレイアウトは、まるで90年代に引き戻されるかのようなノスタルジックな気分になりそうです。

これまでで最もパワフルで高性能なMPC

外観はクラシックですが、中身は最新技術が詰まったこれまでで最もパワフルで高性能なMPCとなっています。

10.1インチ高解像度マルチタッチディスプレイ、クアッドコア・プロセッサを搭載したMPC X Special Editionは、4GBのRAMを内蔵。より早いロードタイムとサンプリング機能の拡張により、ワークフローがスピードアップ。48GBの内蔵ストレージにより、大規模なプロジェクトの保存、膨大なサウンドライブラリの管理、アクセスが可能です。またWi-FiとBluetooth接続により、ケーブルに制限されることなく、スピーディーなデータ転送を実現したとしています。

MPC Instrument Collectionをすべて搭載し、多彩なサウンドとテクスチャーを指先で操り、自由自在にオリジナルのメロディーを作り出せます。

サンプリング機能も強化

十八番とも言えるサンプリング機能も強化されています。ターンテーブルを接続して直接レコード音源を取り込み、サンプルメモリーにクリーンなサンプルやループを作成できるのはもちろん、2系統のXLR-1/4”入力は、楽器、ラインレベル機器、マイクからの音を鮮明に入力し、ファンタム電源を搭載しているため、コンデンサーマイクをMPCに接続し、セッションにそのまま録音することもできます。4GBのRAMを搭載しているため、より長いオーディオを取り込むことが可能になっています。

充実した入出力端子

4系統の入力(ファンタム電源切替可能なXLRコンボジャック×2、1/4インチインストゥルメント入力端子、RCA入力端子(グラウンド付))と8系統の出力(1/4インチバランス出力端子)を備え、2イン、4アウトのMIDI端子でMIDI対応シンセサイザーやキーボードをコントロールしたり、3.5mm TS出力端子(8個)でモジュラーやユーロラックデバイスを駆動することも可能。 2系統のUSB-Aポートにより、ストレージデバイス、バスパワーMIDIコントローラ、クラスコンプライアント・オーディオインターフェースなどに接続することができます。

MPC X Special Editionの価格と発売日

発売日:2023年5月中旬予定
価格:オープンプライス
市場想定売価:324,800円(税込)

PCを使わずにハード本体のみのスタンドアローンで動作するMPC X Special Editionは、音楽制作環境のコア機材となり得るマシンと言えるでしょう。

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