Pioneer DJから、新型のプロフェッショナルオールインワンDJシステム「OPUS-QUAD」が発表されました。さまざまな空間やロケーションにマッチし、オーディエンスに特別な音楽体験を提供することを目指した優雅な扇形のシルエットとマットブラックとアースカラーのカラーリングが採用された新シリーズとなります。
唯一無二の優雅なデザイン
高級感のあるマットブラックをベースにフロント・側面にはアースカラーのスリット形状が採用され、一部ノブにはカッパー色のアクセントカラーが施された美しいデザインになっています。形状に関しても真四角であることが普通であったDJコントローラーの中では異色と言える扇形のシルエットのフォルムとなっており、DJがフロアに目線を集中させながらプレイできるように製品全体に5度の傾斜をもたせたとしています。
スタンドアローン4デッキ再生
スタンドアローン4デッキ再生が可能になったことで、本機単体で次に再生する楽曲を事前にロードしたり、急なリクエストが来た時のためにデッキを空けておいたりすることで余裕を持った楽曲準備が可能に。各デッキにはお気に入りのデッキカラーを設定することができ、ミスが許されないプロフェッショナルな現場においてもどのデッキを操作しているのかを瞬時に把握することができるとしています。
また、MASTERとは異なる音を出力できるZONE出力を備えており、メインフロアにはUSBを使用したDJプレイ、サブフロアにはモバイルデバイスからBluetooth入力したBGMを出力するといった一人二役の音楽演出をOPUS-QUAD1台で完結することも可能になっています。
豊富なメディア対応
PC/Mac接続用のUSB-C端子、SSDなどの大容量ストレージデバイスとの高速通信が可能なUSB3.2規格に対応したUSB-A端子、USBメモリに対応した標準規格のUSB-A端子をトップパネルに2系統搭載。Wi-Fi、Bluetoothにも対応しており、ほぼあらゆるメディアソースから楽曲を再生することができます。DJソフトウェア「rekordbox」と「Serato DJ Pro」にももちろん対応しています。
新開発のジョイスティック型SMART ROTARY SELECTOR
左右上下へのプッシュ操作が可能な新開発のロータリーセレクターが搭載されより直感的な選曲が可能に。大型のメインタッチディスプレイと左右デッキ上部にはデッキディスプレイが搭載されたことで、視線を動かすことなく各デッキの楽曲情報を確認しながらスムースなDJプレイを可能にするとしています。
ESS technology社製32bit高音質D/Aコンバーターを搭載した高音質なサウンド
先日発表された新型プロフェッショナルミキサーDJM-A9と同じく、MASTER出力部には高音質ESS technology社製32bit高音質D/Aコンバーターを搭載。オールインワンDJシステムゆえのオーディオ伝送やAD-DA変換のないシステム構成も加えて、高音質でありながら落ち着きのある優しいサウンドを実現したとしています。
デザインにこだわりのあるユーザーの新たな選択肢に
細部までこだわってデザインされた新シリーズOPUS-QUADは、他のDJコントローラーとは一線を画した新しい価値をもたらしてくれるDJ機材となりそうです。おしゃれなバーやレストランに似合いそうな美しいこのDJシステムは希望小売価格:¥410,000(税込)で2023年3月下旬に発売予定となっています。