AKAI Professional「MPC ONE+」登場。MPC ONEからの進化点は?

本サイトのコンテンツ内にはPRリンクが含まれる場合があります

Akai Professionalから、新製品「MPC ONE+」がリリースされました。同社の「MPC ONE」にWi-FiとBluetoothのワイヤレス接続機能など、機能アップデートが追加されたこの新しいスタンドアローン型のビートメイキングマシンについて、進化ポイントや特徴をご紹介したいと思います。

印象的なレッドカラーのボディ

MPC ONE+は、AKAIのブランドカラーであるビビッドな赤がボディカラーとして採用された印象的なデザインとなっており、カラー以外のサイズや重量、ボタン配置などはMPC ONEと全く同じとなっています。

ワイヤレス機能搭載

Photo: AKAI Professional

MPC ONE+の最も大きな特徴が、Wi-Fi/Bluetoothのワイヤレス接続機能の追加

MPC ONEで搭載されていたLANポートは廃止され、新しく搭載された内蔵Wi-Fiによって、Spliceやプラグインなど、機能、サウンド、サンプルをワイヤレスでダウンロード、アップデートする事ができるようになりました。

Ableton Link 3にも対応し、対応するデバイスのすべてをワイアレスで接続、同期でき、ケーブル配線の物理的制約から解放され、よりシームレスな音楽制作ワークフローを構築することができます。Bluetooth対応のMIDIコントローラーと接続し、鍵盤でシンセやメロディを作りながらパッドでリズムを刻んでいく等の制作ワークフローが実現します。

残念ながらバッテリーは内蔵されておらず、MPC ONE同様にACアダプターからの電源の確保は必要になります。なお、MPC ONEとは電流・電圧の仕様が異なるため電源の共用は出来ません。

内蔵ストレージ容量が16GBに増量

Photo: AKAI Professional

もう一つ、MPC ONEからの進化点は、内蔵ストレージ容量が16GBに増量された点です。

MPC ONEでは4GBだったストレージ容量が16GBに増量されたことによって、より多くのサンプル、サウンドを保存できることで、スタンドアローン型のギアとして制作やパフォーマンスの自由度がさらに上がりそうです。

MPC ONE+の価格と発売日

MPC ONE+は、7インチタッチディスプレイやパッド、ノブ、ボタンなどはMPC ONEと共通仕様となっており、ワイヤレス機能とストレージ容量のアップデートが追加されたマイナーチェンジの位置付けとなりそうです。価格と発売日は以下の通りとなっています。

発売日:2023年5月31日 (水)
価格:オープンプライス
市場想定売価:94,800円(税込)

前モデルMPC ONEから機能アップデートが行われ、更なる音楽制作ワークフローの可能性が拡張されたMPC ONE+は、ビートメーカーの新たな選択肢となるマシンとなりそうです。

この記事を共有する:
上部へスクロール