新世代「microKORG」登場。小型シンセサイザーの名機がさらなる進化を遂げてデビュー

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強力なシンセ・サウンドで数々のアーティストに愛され、幾つもの名曲、ステージで活躍してきた小型シンセサイザーの代表モデルの一つである「microKORG」が、さらなる進化を遂げた新生microKORGとして発表されました。

再設計され進化した新生microKORG

新世代のmicroKORGは、音楽ジャンルで選び出したプログラムを5つのノブでエディットするという、求めるサウンドを最も速く手に入れるためのユーザー・インタフェースを継承。

進化点としてバンク・セレクトにクラシック、モダン、フューチャーというそれぞれの音楽ジャンルの定番、現代、そして未来のサウンドを選ぶためのコンセプトが新たに加わりました。これは、アナログ回路をモデリングしている音作りの自由度が広いバーチャル・アナログ・シンセの特徴を活かし実現されたとのこと。

出典:Korg

また、パラメーターの状態をアニメーションによって感覚的に把握できる2.8インチ・カラー・ディスプレイが新たに採用され、ストレスのないエディットを実現。音作りの状態を一目で理解できるオシロスコープ表示にワンタッチで切り替えることも可能になりました。

出典:Korg

microKORGを印象付けるマイク機能はボーカル・プロセッサーが新開発され、ロボット・ボイスが簡単に作れるボコーダーに加え、ボーカル・エフェクトとボーカルのピッチを補正するハード・チューン、元の声のピッチをシフトした声を重ねられるハーモナイザーを搭載。ボーカル・プロセッサーからの出力にリバーブやディレイなどのエフェクトをかけることも可能になりました。

パフォーマンス機能も向上

出典:Korg

新生microKORGは、一定区間をループしながら自分の演奏を重ねてバック・トラックを作成できるループ・レコーダーを搭載。録音、再生/停止、アンドゥ/リドゥの専用ボタン3つによって、誰でも簡単にループ・レコーディングを使用できるようになりました。

8つのプログラム・ナンバー・ボタンによって発音のオン/オフ設定ができるアルペジエーターも搭載し、シンセサイザーによるリアルタイムパフォーマンスがさらにしやすく改良されています。

現代的にアップデートされたデザイン

出典:Korg

microKORGのアイコニックな外観の基本部分はそのままに、センターに配置されたカラー・ディスプレイや使用時の没入感を高める一段窪んだ形のコントロールパネルが採用されるとともに、立体的な形状を引き立てる絶妙な色合いのメタリックカラーのボディと堅牢さを演出するブラックの石目塗装のサイドパネルがスタイリッシュな現代的なデザインを構成しています。

アップグレードされたエフェクト

出典:Korg

ダイナミクス系を含めた9タイプのモジュレーション、それぞれ6タイプのディレイ、リバーブの3系統のエフェクトが新規開発され、3系統のエフェクトは独立してON/OFF選択可能で、ウェット/ドライで効果のかかり具合を個別に調整できるとのこと。

高いポータブル性はそのまま、ブラッシュアップされたキーボード

出典:Korg

新しいmicroKORGは、ACアダプターはもちろん単3形電池6本でも動作し、ポータブル性に優れる幅54.2cm、重さ2.1kgの小型設計なので場所を選ばずに制作やパフォーマンスが行えます。

また、新しいナチュラル・タッチ・ミニ・キーボードは、黒鍵と白鍵の比率が調整されたことで和音が押さえやすくなり、速いフレーズの演奏もしやすくなったとのこと。

複数の音楽ソフトウェアが無料バンドル

microKORGには、AIによるマスタリングができるiZotope「Ozone Elements」やキーボード演奏の上達に役立つ「Skoove」など制作の役に立つ多数の音楽ソフトウェアが無償付帯します。

出典:Korg 公式YouTubeチャンネル

さらなる進化を遂げた新しいmicroKORG。発売日は現時点で未定とのことですが、今作も大ヒットとなる予感がするだけに正式販売が待ち遠しいですね。

出典:KORG

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