DJイベントオーガナイズの方法。自らイベントを企画してみる

本サイトのコンテンツ内にはPRリンクが含まれる場合があります

DJとして出演するイベントは、ブッキングされるのを待つ以外にも、「自分でイベントを主催する」というのも一つの手です。自分のスタイルに合った音楽ジャンルやコンセプトのパーティーを開催し成功すれば、ファンを獲得しDJとしてのキャリアップに繋がることは間違いないでしょう。

イベントオーガナイズというのは非常に多くの調整を必要とし多大な労力がかかりますし、どこかの会場を借りて行うことになることがほとんどになりますので、集客が思うようにいかなかった場合などの金銭的なリスクもある程度発生するでしょう。しかし、イベントオーガナイズを通じて業界の仕組みを知ることが出来たり人脈が飛躍的に増えたりと、DJとしてのキャリアに多くのメリットをもたらしてくれる可能性があります。イベント開催を通してシーンやカルチャーを作っていく上で重要なポジションにいることは、DJとしての成功するための一つの要素にもなるでしょう。

今回はDJイベントのオーガナイズをするにあたり、どのようなポイントを抑えるべきか、いくつかのヒントをご紹介したいと思います。

イベントのコンセプトを明確にする

イベントを開催するにあたっては、「このイベントは〇〇なイベントだ」とイベントを一言で表せるような明確なコンセプトがあることが重要です。

どういうイベントなのか、オーガナイズしている側が説明できないようなイベントにお客さんは来るでしょうか?

イベントのスタイルやテーマを決め、どのような音楽を聴かせたいのか、どのようなターゲット層に向けるのかを定義することで、イベントの宣伝や出演DJのブッキングなども軸を持って行うことができ、イベント自体のブランディングに繋がります。

予算を決める

イベントを開催するためには、クラブやバーなどを借りるための会場費、音響機材費、出演DJのギャラ、交通費、フライヤーのデザイン費や印刷費、広告費など、様々な費用がかかります。

どのような費用がどれくらいかかるのかを事前にしっかりとリサーチ、シミュレーションし、思わぬコストが極力発生しないようにしっかりと計画を作りましょう。

かかるコストが算出できれば、チケット/入場料の金額設定、目標集客人数を設定し、収支が合うようなイベント企画になるように進めていきます。

会場を選ぶ

クラブやライブハウス、バー、屋外イベントスペースなど、イベントの規模やコンセプトに合わせて、最適な会場を選びます。

会場によって得意とする音楽ジャンルがあったり、立地、レンタル代、キャパシティ、雰囲気など様々な観点から総合的に判断してベストな会場をチョイスしましょう。

出演するDJのブッキング

イベントのコンセプトに合うDJをブッキングします。集客力のある人気DJを招聘する場合は、そのギャラやスケジュールなど様々な出演条件がありますので、ブッキングする際に交渉する必要があるでしょう。

もともと知り合いのDJなどであればブッキングもしやすいですが、全く繋がりのないDJをブッキングしたい場合も多くあると思います。基本的にはそのDJのSNSに直接DMを送ったり、プロフィールに記載されていることも多いブッキング用の連絡先に直接コンタクトを取ってみることになるでしょう。

国内外の人気DJはエージェンシーに所属していることも多いため、その場合は本人に直接ではなく所属のブッキングエージェンシーにコンタクトを取ることになるでしょう。

またイベント運営は基本的に一人ではできません。自分自身もDJとして出演するのであれば尚更、運営スタッフは必要不可欠になります。出演DJだけでなく、裏方となるイベント運営スタッフが必要な場合は合わせて手配をする必要があります。

機材の手配

クラブに常設されている機材をそのまま使用する場合は、箱代に機材費も含まれている場合もありますので別途必要になることはありませんが、招聘するゲストDJのリクエストやクラブに設置されていない機材を使用したい場合は別途手配する必要があります。

1日のイベントのために機材を購入するのが難しい場合は「レンタル」という選択肢もあります。DJ及び音響、照明機材のレンタルサービスを提供する会社は何社かありますので、希望する機材がレンタル可能かどうかスケジュールを確認してみましょう。

宣伝を行う

イベントのコンセプトを決定し、日時、会場、出演DJが決まったら、集客のためにイベントの情報をSNSやフライヤーなどを通じて広めます。イベント情報が無料で掲載できるiFLYERclubberiaのような情報サイトに掲載したり、出演DJのファンや業界関係者にも直接アプローチするなど、オンライン・オフラインともにイベント情報が出来るだけ拡散したくさんの人の目に触れるようにPRを行いましょう。

イベント当日の運営

イベント当日は、自分自身のDJプレイに加えて、イベントの進行、スタッフの手配や入場管理、DJのサポート、安全管理、タイムキーパーなど仕事が山のように発生するでしょう。

イベントの1日の流れをしっかりとシミュレーションし、どのような状況にでも対応できるようしっかりと準備を行なっておきましょう。

まとめ

DJイベントをオーガナイズするには、計画的に準備を進め、慎重に運営することが重要です。また、イベントを成功に導くためには、コンセプトや人気DJのブッキングができるか、DJの質、日時や会場など様々な要素が組み合わさる必要があります。

イベントの計画から集客のための地道な宣伝活動、当日の運営まで長い道のりではありますが、イベントを成功させることができれば自分のキャリアにプラスになることは間違いないでしょう。過去の他のイベントの成功事例や失敗事例も参考にしながら、常に改善を意識して魅力的なイベントを作っていってください。

この記事を共有する:
上部へスクロール