世界を見渡すと、ありとあらゆるジャンルにありとあらゆるDJネームで活動するDJ達がいますが、自分のDJネームを考える時はどんなDJネームをどうやって考えれば良いのでしょうか?
本記事ではそんな疑問を持つ人たちに向けて世の中に存在するDJネームのパターンと、自分のDJネームを考える時に考慮した方がいいポイントをいくつかピックアップしてみました。
よくあるDJネームのパターン
パターン1:本名
まずは直球勝負、本名パターンです。
自分の本名がDJネームとして世の中に公開される事に抵抗がなければ本名でもいいですね。
漢字でいくのか、アルファベットか、カタカナか、など海外で活動を行うのならアルファベット一択になるでしょうが、日本での活動においては漢字やカタカナのバリエーションも検討候補としてありますね。
パターン2:本名をもじる
これは日本のDJでは最も多いパターンかもしれません。
あだ名、本名の一部をもじるパターン、本名の漢字を英単語に変換するパターン、本名を逆から読んだパターン、など様々なパターンで独特なDJネームを考える事が出来ます。
また本名から着想を得た名前なので愛着が湧きやすいという一面もあるかもしれません。
パターン3:実在する単語から考える
英語、日本語、その他言語の無数にある単語の中から決めるパターンです。
そのまま使うパターン、複数の単語を組み合わせるパターン、スペルをもじるパターン、複数の単語を組みわせたり再構築して造語を生み出すパターンなど、アイデア次第で無限に名前を考える事が可能です。
DJネームを決める際に考えた方がいいポイント
1. 他に同じDJネームを使用しているDJがいないか
これは一番重要なポイントの一つであることは間違い無いでしょう。
誰でも思いつくような一般的な単語を使った名前や、本名がよくある名前であった場合のニックネームをDJネームにする場合はカブってしまう可能性が高くなりますので注意が必要です。
DJ(というかDJに限らずですが)として活動していく上で、同じアーティスト名の存在は邪魔以外の何者でもありませんので、将来無駄な悩みと仕事を増やさなくてもいいように、アーティストネームを決める際にはしっかりとSNSやGoogleで検索してみるなど、名前被りしていないかリサーチすることをオススメします。
2. ドメインを取得できるか
ドメインとは、WEBサイトのURLの○○○.comなどの○○○の部分のことを指します。
DJとして独自のドメインを取得してWebサイトを立ち上げることは、ある程度有名になったりした時点で考えることかもしれませんが、最初からそういったキャリアプランを考えた上でDJネームを決めておけば、後々の活動の展開がスムーズにいくことは間違いありません。
ドメインが空いているかどうかは、ドメインを取得できるサイトで検索すれば簡単に調べることが出来ます。
▼参考サイト:お名前.com
例えば、DJ Good Music(クソだせえ)という名前を考えているなら、検索窓にdjgoodmusicと打ち込んで検索すれば各ドメインの取得が可能かどうかがわかります。
基本的には最もポピュラーな.comで取れるかを確認すればいいと思いますが、国内中心なら.jpなど、他に取得したい特定のドメインがあれば併せて確認しておきましょう。
3. 各SNSアカウントでユーザーネームを利用できるか
これも先ほどのドメインと同じような話ですが、TwitterやInstagram、音楽系ならSoundCloudなどで同じハンドルネームが既に使われていないかを調べることをオススメします。
4. 読んで発音できる名前か
ユニークなDJネームにすることも大切ですが、読みやすく覚えやすい名前であることに越したことはありません。
あまりに奇抜で馴染みのないサウンドの名前にしてしまうと、「なんて読むの?」「覚えられない」といったことを永遠に言われ続ける事になりますので注意が必要です。
あなたが日本人で海外でも活動するような事になった場合は、日本の名前は海外の人には馴染みがないことがほとんどのため、正しく発音してもらったり覚えてもらう事に苦労するかもしれません。
世界中で同じように発音でき覚えやすい「SONY」のような名称が思いつき、その名前に自分も愛着を持てそうな名前であればベストですね。
5. 特定のジャンルに違和感のない名前か
もしあなたがロングミックスが主体のテクノ/ハウスDJを目指しているのに「DJスクラッチ」みたいな名前だと少し違和感がありますよね。
「スクラッチしねえのかよ」とツッコミを受けそうな名前であえて狙いに行くなら話は別ですが、キワモノ扱いされる可能性は飛躍的に高くなってしまいます。
特定のジャンルのファンには親しみやすい名前というのが少なからずありますので、目指すジャンルがはっきりしているなら、そのジャンルの有名DJたちのDJネームの傾向を分析してみて同じようなパターンのDJネームにした方がファンにはスッと受け入れられます。
特定のジャンルに縛られたくない場合は、そういった特定のジャンルのアイデンティティーとなっているようなキーワードは避けて名前を決めることをオススメします。
どうしても良い名前が思いつかない場合
どうしてもアーティストネームの良いアイデアが思いつかない場合は、公募してみるという手段もあります。
CrowdWorks(クラウドワークス)やLancersのようなクラウドソーシングサービスを利用すれば、ネーミング案件を仕事として登録し、任意の報酬(数千円〜)で様々なネーム案を募集しその中から気に入ったものを選ぶことができます。
DJやアーティストとして活動していくにはセルフブランディングが必要不可欠です。
世の中に認知され覚えてもらいやすいオンリーワンのDJネームを考えることは、あなたのDJ活動のサクセスストーリーの第一歩になることでしょう!