かつて数多くのDJたちが愛用しながらも、一時入手困難となっていた、イギリスに拠点を置くEvermix社が製造するポータブルオーディオインターフェースの最新バージョン「EvermixBox5」。
DJのために設計された録音&配信デバイスで、DJミキサーのMaster出力やRec出力からアナログ信号を受け取り、そのままスマートフォン(iOS/Android)やPCへ高品位なデジタルオーディオとして送り出すための専用デバイスです。
DJミックスの高音質録音とライブ配信を同時に実現
EvermixBox5の最大の特徴は、高品質なDJセットの録音とライブ配信を同時に行える点です。
TikTok、Instagram、YouTube、Twitchなどにライブストリーミングを行いながら、同時に録音も実現することで、ライブ配信しながらアーカイブを残す、付属モバイルアプリで後からミックスを編集・再アップロードする、といった現代的なDJ活動に最適な環境が整います。

EvermixBox5は、機材バッグの片隅に収まるわずか90gの超軽量・コンパクト設計でありながら、スタジオグレードの16bit / 48kHzのWAVフォーマットでの録音を可能にしています。
煩わしいラップトップや重いオーディオインターフェースを持ち運ぶ必要はなく、スマホ1台あればクラブのブースでも自宅の練習でも、瞬時に「DJミックス作品」として録音を開始できます。
外部マイク対応で「現場の空気感」も収録
EvermixBox5には、3.5mmの外部マイク入力も搭載されているため、オーディエンスの歓声や会場のアンビエント音など、現場の空気感を同時に取り込むことも可能です。
内蔵の200Hzハイパスフィルターにより、不要な低域ノイズをカットしつつ、現場の雰囲気だけを自然に取り込むことが可能です。
現場のライブ感を活かしたポッドキャストや配信を行いたいクリエイターにとって、これ以上ない武器となりそうですね。
「赤ランプ」を恐れない。独自のオートリミッターがクリアな音質を約束
DJ録音において最も多い失敗が、入力レベルが大きすぎることによる音割れ(クリッピング)です。
EvermixBox5には、「オートレベル・リミッター」が搭載されており、たとえDJミキサー側の出力がピークを叩いてしまっても、この小さなボックスが信号を適切に制御し、歪みのないクリーンなサウンドを維持します。
録音後に「音が割れていて使い物にならなかった」という悲劇を未然に防いでくれる、DJにとっての守護神と言える機能です。
セットアップはEvermixBoxをミキサーとスマートフォンに接続するだけ

EvermixBox5で録音・配信をするためのセットアップは、RCAケーブルでDJミキサーと接続し、USB-C(またはLightning)でスマートフォンと接続するだけ(iOS/Android両対応)。
ドライバーインストールなども不要で、スマートフォンから電源供給を行うため、外部電源なしで使用できるのも大きなメリットです。
EvermixBox5はどんなDJにおすすめか?
- ライブ配信をしたいDJ(YouTube・TikTok・Twitch等)
- クラブプレイを高音質で記録したい人
- ストリーミング音源使用で録音できないDJ
- PCを使わずシンプルに録音したい人
同様の機能を提供するPioneer DJ/AlphaThetaの純正アプリ「DJM-REC」でも録音・配信は行えますが、対応ミキサーが限定的でiOSでしか使えないという点を考えると、デバイスを選ばないEvermixBox5の活用シーンは多そうです。
また、ストリーミングサービス使用時はDJソフトなどでは録音制限がありますが、EvermixBox5は外部録音として対応できるため、もちろんライセンスの問題はありますが、トレーニングのために後からミックスを聴き直したい場合などは重宝しそうです。
発信が重要になっている現代のDJ活動において、高音質・簡単接続・モバイル対応という3つの要素を兼ね備え、録音・配信・編集を一体化したコンパクトなDJツールとして、EvermixBox5は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
出典:Evermix






