Serato Sample 2.0が発表。サンプリングを再定義するテクノロジーとなるか

本サイトのコンテンツ内にはPRリンクが含まれる場合があります

Seratoから革新的なオーディオ分離技術「Stems」を活用した、新しい「Serato Sample 2.0」が発表されました。

Seratoの最先端のステム分離テクノロジーをサンプリング用プラグインであるSerato Sampleで利用することで、ビートメイキングに新たな可能性をもたらす期待がされます。

Serato Sample 2.0

Serato Sample 2.0は、オーディオサンプルからボーカル、メロディー、ベース、ドラムをワンクリックで分離させる最先端のテクノロジーを音楽制作の現場にもたらします。

DAWソフトのプラグインとして利用できるSerato Sampleは、既存のサンプリングワークフローにシームレスに統合しながら、品質を犠牲にすることなくサンプルを反転したり、トラックをリミックスしたり、サンプルをユニークな楽器に変換したりすることが可能になるとしています。

Photo: Serato

サンプリングの限界を広げる革新性

いとも簡単に音源を各パートに分離できることによって、想像力が刺激され制作アイデアがより広がることは言うまでもありませんが、高品質なオーディオステム分離品質に加えて、Serato Pitch ’n Timeで磨かれた伝説的なピッチシフトとタイムストレッチテクノロジー、BPMとキーの同期、最適な箇所を検出して自動でサンプルチョップしてくれる機能など、シームレスに楽曲制作ワークフローに取り入れることが出来そうなテクノロジーが満載です。

これまでわざわざ音源からボーカルやドラムなどの各パートを綺麗に抜ける箇所を探していたサンプリングの苦労から解放してくれるだけでなく、サンプルの加工の自由度が向上し、サンプリング主体の音楽制作のワークフローを根底から変えてしまうかもしれない革新的なソフトとなる予感がしますね。

VST3プラグインとして利用可能

Serato Sample 2.0は、Apple SiliconチップとmacOS 13 Venturaにネイティブ対応し、VST3プラグインとして利用できるようになりました。

互換性のあるDAWソフトとしては、Ableton、FL Studio、Logic Pro、Maschineが公式にサポートされており、AU/VST/VST3プラグインをサポートしていれば他のDAWでも動作するはず(未検証)だとしています。

Serato Sample 2.0は30日間の無料トライアルが可能

Serato Sample 2.0の機能を試したい人、使用中のDAWソフトで正常に動作するか確かめたい人には30日間のフリートライアルが用意されており、期間中は無料で試用することが出来ます。

購入する場合は、月額9.99USDのサブスクリプションプランもしくは149USDの買い切りプランが用意されています(メーカーサイトから購入する場合)。

サンプリング文化を再定義するゲームチェンジャーになるか?

HIPHOPをはじめとする数々のクラブミュージックのジャンルで新しい音楽を生み出してきたサンプリングカルチャー。

Serato Sample 2.0の革新的なテクノロジーはサンプリングの自由度を飛躍的に向上させ、クリエイターの創造性をさらに高めてくれる新しい武器になるかもしれません。

Source: Serato

Video: Serato
この記事を共有する:
上部へスクロール