2023年7月27日、rekordboxの最新バージョン「6.7.4」がリリースされ、いくつかのバグの修正と安定性の向上とともに、新機能として、Cloud Library Sync機能の対応クラウドストレージサービスにGoogle ドライブが追加されました。
Google Drive経由でDJ用音楽ライブラリを複数デバイスで同期
複数のデバイス間でDJ用音楽ライブラリの一元管理が可能になる「Cloud Library Sync」において、新たに「Googleドライブ」に対応し、Google Driveに保存したDJ用音楽ライブラリをrekordboxのCloud Library Sync機能を利用して複数のPC/Macなど別々のデバイスで同期することが可能になりました。
Google Driveに曲が二重で保存されるため容量に注意
Google Driveフォルダからrekordboxに楽曲をインポートした場合、他のデバイスとライブラリを同期するためには、rekordboxからGoogle Driveへ楽曲を再アップロードするような形となり、Google Driveには既にあった楽曲ファイルと、rekordboxからアップロードした楽曲ファイルとで二重に保存された状態になります。
そのため、楽曲ファイルが二重に保存された状態にしないためには、楽曲を一度コンピューターのローカルフォルダーに移動してから、rekordboxにインポートする必要があります。
Googleドライブは15GBまで無料で利用可能
Googleドライブは、無料のGoogleアカウントを持っていれば誰でも使用することができ、15GBのストレージ容量を使用することができます。この15GBにはメールや写真などGoogleサービスで使用しているすべてのファイルの容量が含まれます。
320kbpsのMP3ファイルが一曲12MB程度だとすると約1250曲分ということになり、無料でもかなりの楽曲数を同期できそうですね。
個人用アカウントで保存容量を追加で定期購入できる有料プランであるGoogle Oneや、ビジネス用プランであるGoogle Workspaceに加入すれば数TBまでのストレージ容量を追加することができます。
Cloud Library Syncをフル活用するにはCreativeプラン以上が必要
rekordboxをFreeプラン・Coreプランで利用している場合は、同期することができる曲数は10曲までとなるため、Cloud Library Syncをフルに活用するためにはCreativeプラン以上の契約が必要になります。
なお、現時点でCloudDirectPlayはGoogle Driveには対応していないとのこと。
Cloud Library Syncは、これまでクラウドストレージとしてDropboxの利用が可能でしたが、今回Google Driveにも対応したことによって、ユーザーの選択肢が増えることになります。Googleアカウントを持っているユーザーは多いので、この連携はさらに利便性が高まりそうですね。
ソース:rekordbox