2023年12月5日rekordboxの最新バージョンとなるver. 6.8.0がリリースされ、軽微なバグ修正とともに、新機能として同日提供が開始されたFree・Core・Creativeプラン向けの新サービス「Cloud Option」が利用できるようになりました。
ライブラリの一元管理が可能になるrekordbox Cloud Option
これまでもrekordboxには音源のクラウド管理機能として「Cloud Library Sync」という機能があり、Dropboxのフォルダと連携させてライブラリを複数デバイス間で同期させることができましたが、rekordbox最上位プランであるProfessionalプラン以外では曲数や自動同期機能に制限がありました。
今回サービス提供が開始されたCloud Optionは、手頃な価格で1TBのクラウドストレージとクラウド機能をFree・Core・Creativeプランに追加することができる新サービスで、CUEなどの楽曲情報を含む音源データをクラウド同期し、単一のデバイスに依存しないライブラリ管理が実現します。
「Freeプラン+Cloud Option」と「Coreプラン+ Cloud Option」では最大3台、「Creativeプラン+Cloud Option」では最大4台のデバイスを同時にアクティベートし、音源ライブラリの同期を行うことができ、自動バックアップ機能である「Collection Auto Upload」機能も使用できるため、デバイスの紛失やデータの破損などのトラブルも防ぐことが可能に。
USB認証キーとインターネット接続があれば、「CloudDirectPlay」機能を使って、CDJ-3000とOPUS-QUADでクラウド上の楽曲に直接アクセスしてプレイすることも可能になります。
Cloud Optionの利用には有料のオプション契約が必要
Free・Core・Creativeプランにクラウド機能を追加できるCloud Optionですが、利用には有料のオプション契約が必要になります。
価格は、通常プランと比較して、Free/Coreプランが月額+1320円、年額+13200円の追加、Creativeプランが月額+1210円、年額+11880円の追加となります。
プラン | 月額(税込) | 月額(税込) Cloud Option有り | 年額(税込) | 年額(税込) Cloud Option有り |
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Free | ¥0 | ¥1,320 (+¥1,320) | ¥0 | ¥13,200 (+¥13,200) |
Core | ¥1,320 | ¥2,640 (+¥1,320) | ¥13,200 | ¥26,400 (+¥13,200) |
Creative | ¥2,112 | ¥3,322 (+¥1,210) | ¥21,120 | ¥33,000 (+¥11,880) |
Dropboxを普通に契約した場合、最も安価な2TBストレージが使えるPlusプランが月額プラン¥1,500/月、年額プラン¥14,400/年であることを考えると、このrekordboxとの連携用の特別プランである1TB容量の「rekordbox Cloud Option 1TB powered by Dropbox」は、DJにとっては有力な選択肢となりそうです。
すでにDJにとっては欠かせないソフトであるrekordboxがさらに進化し、下位プランでもスマホやパソコンなどデバイスの制限なくライブラリの管理が行え、シームレスな楽曲管理ワークフローが加速しそうですね。
出典:rekordbox