音楽ストリーミングとは?サブスクのメリット・デメリット

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SpotifyやApple Musicなど、サブスク型の音楽配信サービスの利用が一般的になった昨今、「音楽ストリーミング」という言葉を耳にするようになりました。ストリーミングは英単語の「stream(流れる)」から来ているのですが、音楽ストリーミングとはどのようなものなのでしょうか?

本記事ではそんな疑問を持つ人に向けて、音楽ストリーミングの概要とサービスの仕組み、サブスクを活用するメリット・デメリットについて解説していきます。

音楽ストリーミングとは?

「ストリーミング」とは、データのダウンロードと再生を同時に行い、インターネット上にある音楽をすぐに再生する技術です。ダウンロードの場合、データ容量が大きいため、ダウンロード終了までに時間がかかります。

当然、ダウンロードが終了するまで音楽を聴くことはできません。

一方、ストリーミングはファイルデータをパケット化(小分け)して、ダウンロードします。これにより、ダウンロードの完了を待たずに音楽を聴くことが可能です。

つまり、「音楽ストリーミング」は、ストリーミングという再生技術で音楽を聴けることを指します。

ストリーミングのメリット

ストリーミングのメリットは次のとおりです。

  • 端末とインターネット環境があればすぐに音楽を再生できる
  • 端末のストレージ容量を気にする必要がない
  • セキュアな配信が可能

音源データをダウンロードしてデータとして端末に保存する場合、曲数が増えれば増えるほど端末のストレージ容量を圧迫します。一般的に5分程度の楽曲データの場合、128kbpsのMP3ファイルで約5MB、320kbpsの場合約12MB程度のデータサイズとなり、端末のストレージ容量が持ち運べる曲数の上限となります。

一方ストリーミングサービスの場合は、端末に楽曲データを保存するわけではなくインターネットを通してリアルタイムで再生が行われるため、持ち運べる曲数の上限はなく、利用するストリーミングサービスによって提供される全ての曲を持ち運べることがメリットして挙げられます。

ストリーミングのデメリット

ストリーミングのデメリットは次のとおりです。

  • インターネット環境でない場合は音楽を再生できない
  • 通信制限にかかるリスクがある

一部サービスではオフライン再生の機能が提供されている場合もあるものの、基本的にストリーミングサービスはインターネット接続がない環境では音楽を再生することができません。モバイルデータ通信を行う移動中などでは、電波の入りにくい地下や建物内などでは再生が途切れる場合もあるでしょう。

また、ストリーミングは、絶えずコンテンツデータをダウンロードし続ける必要があります。当然、オフラインの環境では音楽は聴けませんし、データサイズによっては通信容量を圧迫するリスクがあります。常時インターネット経由でデータ通信を行うことから、使用データ量が増えモバイルデータの契約プランによっては速度制限がかかったり利用料金が上がる可能性があることもデメリットとして挙げられます。

音楽ストリーミングサービスとは?

「音楽ストリーミングサービス」とは、毎月決まった料金を支払うことで契約期間中、ストリーミング再生で音楽を楽しめるサービスのことです。

代表的な音楽ストリーミングサービスとしては、SpotifyやYouTube Music、Amazon Music、Apple Musicなどが挙げられます。

音楽ストリーミングサービスの仕組み

音楽ストリーミングサービスでは、各サービスが事務所やアーティストなどから音楽を提供してもらいます。そして、音楽ストリーミングサービスに登録しているユーザーは、毎月定額を支払い、提供された音楽を聴けるというわけです。

ユーザーが支払った料金は、サービスを運営している企業の収益となる他、音楽ストリーミングサービスから音楽事務所やアーティストなどに曲の再生数に応じた楽曲提供料が支払われています。

音楽ストリーミングをサブスクとして活用する2つのメリット

1.登録や解約がしやすい

音楽ストリーミングをサブスクとして活用する最大のメリットは、ネットで簡単に申し込みや解約ができる点です。購入と違って、定額の月額料金さえ支払えば利用できるため、初期費用を抑えられます。

また、初月は無料で利用できるサービスも多いため、使用感や聴きたい曲があるか確認できるのも大きな特徴です。

2.利用頻度が高いと費用対効果が高い

アーティストの曲を聴くためにダウンロードやレコード・CDを購入した場合、購入コストがそれなりにかかります。一方、サブスクであれば定額で音楽が聴き放題であるため、無数の音源の中から自分が好きなアーティストの曲を、コストを気にすることなく聴けます。

また、音楽が提供されていれば、今まで聴いたことのなかったアーティストの曲を試しに聞くことも可能です。そのため、サブスクの利用頻度が高ければ、費用対効果も高くなります。

音楽ストリーミングをサブスクとして活用する2つのデメリット

1.利用していない場合は費用対効果が低い

利用頻度が高いほど費用対効果が高くなるサブスクですが、利用頻度が低い・利用していないという場合は、反対に費用対効果は低くなります。

手軽に利用できる料金であることから、様々なサービスに登録しがちですが、固定費が膨らみ、全く利用していないサブスクに料金を支払っていることも少なくありません。

2.解約すると曲が手元に残らない

購入タイプのサービスでない場合、サブスクを解約すると曲が手元に残りません。そのため、解約後はそれまで聴けていた曲を一切聴けなくなります。

プレイリストなどを音楽ストリーミングサービスで組んでいる場合は注意が必要です。

おすすめの音楽ストリーミングサービス3選

Spotify

Spotifyはスウェーデンで生まれた全世界で5億人を超える月間アクティブユーザー数を誇る世界最大級の音楽ストリーミングサービスです。

1億曲を超える配信楽曲数、好みの楽曲を簡単に見つけることのできる精度の高いレコメンド機能、あらゆる端末からスムーズに音楽再生が出来るユーザーフレンドリーなサービス設計と、充実したサービスで日々の音楽体験を豊かにしてくれる世界最大手の音楽ストリーミングサービスです。

Spotifyは無料でも利用することができますが、再生途中で広告が入ったり再生・スキップ制限があったりするため、ストレスなく利用するにはPremiumと呼ばれる有料プランへの加入がおすすめです。

【Spotify Premiumプラン】
Standard:¥980/月額(1アカウント)
Duo:¥1,280/月額(2アカウント)
Family:¥1,580/月額(6アカウント)
Student:¥480/月額(1アカウント)

▶︎ Spotify 公式サイト

Amazon Music

ネットショッピングサイトでお馴染みの「Amazon」が運営する音楽ストリーミングサービスが「Amazon Music」です。

多くの人が保有しているであろうAmazonアカウントを使って利用できることから面倒な初期登録などをしなくても利用できることに加え、最上位プランである「Amazon Music Unlimited」では1億曲以上の楽曲をパソコン、スマホ、タブレットなどデバイスを選ばずいつでもどこでも自由に広告なしで音楽を楽しむことができ、音質に関してもCDと同レベルの高音質データが配信されているためクオリティにこだわる人にもバッチリ。

またDJとして音楽を楽しむことがある人にとっては、Amazon Music Unlimitedは、ダンスミュージック専門サービスを除けば、DJで使える音源として使えるストリーミングサービスとして貴重な選択肢であるという大きなメリットもあります。

Amazon Music Unlimitedに関して、詳しくはこちらの記事でご紹介しています。

Apple Music

Apple Musicは、その名の通りAppleが運営する音楽ストリーミングサービスで、国内で最もシェアの高いiPhoneにも標準インストールされていることから知らず知らずのうちにユーザーになっている人も多いかもしれません。

他のサービス同様1億曲以上の楽曲や豊富なプレイリスト、iPhoneやiPadなどApple製品とのシームレスな連携などApple製品のヘビーユーザーには親和性の高いサービスだと言えるでしょう。

2024年2月1日からdjayアプリに対応し、DJプレイにApple Musicの1億曲以上の音源を使用できるようになりました。

【Apple Music 有料プラン】
個人プラン:¥1,080/月額(1アカウント)
ファミリープラン:¥1,680/月額(5アカウント)
学生プラン:¥580/月額(1アカウント)

▶︎ Apple Music 公式サイト

まとめ

今回は音楽ストリーミングの概要とサービスの仕組み、サブスクを活用するメリット・デメリットについて解説しました。音楽ストリーミングとは、データをパケット化してダウンロードすることで、ダウンロードの完了を待たずに音楽をすぐに聴ける再生技術のことです。

そのため、ストリーミングで音楽を楽しめる音楽ストリーミングサービスを利用すれば、聞きたい音楽をすぐに聴けます。また、定額制で聴き放題であるため、普段聴く機会がないジャンルの曲にも触れることが可能です。

音楽ストリーミングサービスを上手く活用しながら、曲のレパートリーを増やしていってください。

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