ドイツAlgoriddim社が開発する人気のモバイル用DJ用アプリ「djay」のApple Music対応が話題ですが、それと同時に発表されたのが、Appleの複合現実ヘッドセット「Vision Pro」用のdjayです。
超リアルな3Dターンテーブルをコントロールできる空間インターフェイス
Apple Vision Pro用のdjayは、超現実的な3Dターンテーブルセットアップで音楽をミックスできるように再考された空間インターフェイスを備え、ヘッドセットから得られるバーチャル空間で完全に没入型のDJ体験をすることができます。
ユーザーは本物のターンテーブルを使用するのと同じように、針をドラッグしたりレコードをスクラッチしたりして、仮想ターンテーブルを操作することができ、DJで使用するdjay内の音源コレクションは3Dレコードに変換されるため、まるで本物のレコードジャケットからレコード盤を取り出してターンテーブルにセットするかのようにデジタル音源を3D空間上で扱うことができます。
また、ヘッドフォンを耳に当てるという自然なジェスチャーで次のトラックをモニターしたり、視線やピンチジェスチャーでプレイリストや曲をナビゲートすることも可能。3D空間で手を自由に動かして複数のオーディオエフェクトを同時にコントロールすることもできます。
その他にも、パフォーマンスにリアルタイムで反応し再生中の曲の雰囲気を反映するダイナミックなライトショーとLEDウォールの演出や、きらめくミラーボールを実際の生活空間に投影するなど、Vision Proの空間コンピューティングによる仮想世界と現実世界を融合させた機能が満載されています。
djay for Apple Vision Proの使用イメージは下記の動画で確認することができるため是非一度チェックしてみてください。
まさに未来のDJ体験と言えるApple Vision Pro用のdjay。
Vision Pro自体は2024年2月2日にアメリカで発売された後、2024年中にその他の国と地域でも販売される予定とされているため、日本国内で体験できるのはまだ先になりそうですが、複合現実デバイスが普及するのかどうかも含めて要注目ですね。
出典:Algoriddim