djay Pro 5がリリース。次世代のオーディオ分離技術、曲内のBPM変化に自動対応する新機能を搭載

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ドイツに拠点を置くalgoriddim社より同社のフラッグシップDJ用ソフトウェア「djay」のメジャーアップデート最新バージョンとなる、「djay Pro 5」がリリースされました。

djay Pro 5は、Mac、iPad、iPhone用の「djayアプリ」の最新バージョンとなり、ユーザーに向けて無料で提供されます。

先進的なDJソフトウェアで業界をリードするシステムの一つであるdjayですが、今回のdjay Pro 5では画期的な3つのテクノロジーが新たに追加されます。

強化されたオーディ分離技術:Neural Mix 2.0

djay Pro 5では、djayのSTEM機能である「Neural Mix」が、オーディオ分離技術開発の業界リーダーの一つであり、TIME誌の2023年の発明トップ100にも選ばれたAudioShake社との提携によりさらに進化。

音質の向上、同等のソリューションの80倍という驚異的な処理速度が実現するとしています。

djayは主にスマホ/タブレットで使用するモバイルアプリで人気ですが、この処理速度の向上により、マシンパワーが不足しがちなモバイルデバイスを使用したDJプレイにおいても実質的に遅延ゼロでオーディオ分離を実行できるとのこと。

スマートなミックスが簡単に行えるCrossfader Fusion

曲と曲のスムーズなミックスをサポートしてくれる機能として新たに「Crossfader Fusion」が搭載。

曲間のトランジションスタイルをいくつかのプリセットから指定すると、クロスフェーダーのコントロールだけでスムーズにミックスが行われるという技術です。

初心者でもプロのようなミックスが簡単に行える驚異的な技術ですが、STEM機能のプリセットを指定することでスクラッチプレイの際に自動で特定のパートをミュートする、というような使い方も可能で、工夫次第では高度なDJセットにも応用することが出来そうです。

曲内のBPM変化に自動対応するFluid Beat Grids

新たに搭載されたビートとテンポの検出技術である「Fluid Beat Grids」では、超高精度であらゆる曲内の柔軟なテンポ変更にシームレスに対応。

テンポが途中で変わるような変則的な展開の楽曲や異なるジャンル間のミックスであっても、完璧に検出しビートマッチを行うことが可能になり、さらにスムーズなDJミックスが実現しそうです。

上記3つの主要機能が紹介された公式ビデオも公開されています。

出典:Algoriddim公式YouTubeチャンネル

UIの刷新やStarterモードなど他にもアップデートが満載

djay Pro 5では、上記3つの主要アップデート内容の他にも、刷新されたユーザーインターフェースやiOSのポートレートモードで使用するStarterモードなど、DJパフォーマンスをより直感的にスムーズに行えるような機能が満載。

これまでと同様、djayのすべての機能にアクセスするにはアプリ内の有料プランの契約が必要になりますが、これらの新機能をまずは試したい方は、7日間の無料体験期間も用意されているため、テスト的に使ってみるのもいいかもしれません。

もはやソフトに任せておけば人間のDJ技術はほとんど要らない、というところまで進化を遂げているDJソフト。未来のDJに求められる役割というのは曲のミックス以外の部分がさらに大きくなっていきそうですね。

出典:algoriddim

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