長年DJ機材のエントリーモデルとして第一候補に上がる機種であった「DDJ-400」の後継機として2022年11月にリリースされた「DDJ-FLX4」。
DJ機材カテゴリーでは最も人気の高い製品の一つであり、ビギナーがDJ機材の購入を検討する際は真っ先に候補に上がる、充実した機能を備えたモデルです。
そんな人気のDDJ-FLX4ですが、現在各ショッピングサイト、DJ機材取扱ショップでは「在庫切れ」となっているところがほとんどで、供給が需要に追いついていない状況となっている模様。
今回は、DDJ-FLX4が今すぐ手に入らない今こそ検討したい、代替として購入候補に挙げることのできるエントリーモデルのDJコントローラーのおすすめをピックアップしてみたいと思います。
DDJ-FLX4は定価44,000円（税込）で販売されておりましたが、供給不足が発生するとショッピングサイトやオークションサイトでプレミア化し定価よりかなり高額で販売される場合が多いため、ご購入検討中の方はご注意ください。
Mixtrack Pro FX
エントリー向けDJ機材のカテゴリーで充実した製品ラインナップを展開するNumarkの「Mixtrack Pro FX」は、Serato DJ対応の2デッキDJコントローラー。
2万円台という価格ながら、
- Seratoの内蔵ソフトウェア・エフェクトを操作するプレミアム・パドル・トリガーが2基搭載
- 専用インスタントループ
- フル3バンドEQとオーディオ・スイープ用フィルター・ノブ
- マイク入力及びヘッドホン出力
- 24ビット・オーディオ出力
- USBバスパワー駆動
と、充実した機能を備え初心者には十分すぎる機能を備えた良機種と言えます。
また、4デッキ対応、ジョグホイール中央に高解像度ディスプレイを搭載した上位版である「Mixtrack Platinum FX」も同じく有力候補と言えるでしょう。
Party Mix II
Mixtrack Proよりもさらに安価なのが同じくNumarkの「Party Mix II」。
ビートと同期するカラフルなLEDイルミネーション搭載で、DJの気分を盛り上げてくれるユニークな機能もあり。もちろんDJコントローラーとして一通りの機能は備えており、ビギナーには申し分ない機種と言えるでしょう。
- 約1.2万円という優れたコストパフォーマンス
- スクラッチプレイ可能なタッチセンシティブ・ジョグホイール
- デッキ毎に独立した2バンドEQノブ
- USBバスパワー駆動
- オーディオインターフェース内蔵
- ビートと同期するカラフルなLEDイルミネーション搭載
- Algoriddim社製DJアプリdjay Pro AI/Serato DJ対応
DDJ-REV1
DDJ-REV1はDDJ-FLX4のSerato DJ対応版といった存在の機種になります。
ターンテーブルを縦置きした時と同じように上部に水平に配置されたテンポスライダー、ミキサー部に配置されたパッド、といったレイアウトで、HIPHOPやバトル系のDJにおすすめの機種になっています。
Pioneer DJのコントローラーではありますが、対応ソフトはSerato DJ Lite（Serato DJ Proは有償で対応）となっており、rekordboxは使えないため注意が必要です。
DDJ-FLX4がSerato DJにも対応していることから、DDJ-REV1のレイアウトがいい人や、Serato DJしか使わないし価格が少しでも安いほうがいい、という方におすすめの機種になります。
DDJ-200
DDJ-400/FLX4の弟分とも言える機種「DDJ-200」はDDJ-400やDDJ-FLX4の機能を限定した簡易版と言える存在ですが、DJIプレイに必要な基本的な機能はしっかり備えており20,000円台という優れたコストパフォーマンスで代替機種として有力な候補となりそうです。
PC/Mac対応DJソフト「rekordbox」、無料DJアプリ「djay」「WeDJ for iPhone」に対応しており、Beatport Streaming、BeatsourceといったDJ用ストリーミングサービスにもしっかり対応しているため、気軽に誰でもDJプレイを楽しめるという点では最適な機種となります。
ただ、オーディオインターフェースが内蔵されていないため基本的に接続したPCやスマホから音を出力することしかできず、後々イベントでクラブなどのお店に持ち込んでプレイを行うということは少し難しいという点がウィークポイント。
TRAKTOR KONTROL S2 MK3
Pioneer DJの機材やソフトにこだわりがない方におすすめなのが、Native Instrumentsの大人気DJコントローラー「TRAKTOR KONTROL S2 MK3」です。
Native Instrumentsならではの洗練されたデザインのコントローラーはTRAKTOR PRO 3のフルバージョンが付属しており、DJプレイに必要な全てが詰まった完成されたDJコントローラーです。
使用できるDJソフトはTRAKTORのみとなるためTRAKTOR使いの人やNative Instrumentsファンの人におすすめのDJコントローラーです。
まとめ
記事執筆時点で確認できたDDJ-FLX4の最短予定納期は2024年1月。「それまで待てない！」「今すぐDJ機材が欲しい！」という人は、今回ご紹介した機種も検討候補に入れてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した機種以外にも、少し予算を上げればパソコンなしでDJできるオールインワン型DJコントローラーなど、さらに幅広いラインナップが購入候補に上がります。
自分にとって最も満足度の高い機種がどれになるか、用途や使用環境に応じてじっくり検討してみてくださいね。
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