DJを始めてミックスが一通りできるようになったら、「自分のDJミックスを公開したい！」となるのは当然の流れです。
そんなニーズに応える音楽プラットフォーム「Mixcloud」について今回はご紹介したいと思います。
Mixcloudとは？
Mixcloudは、DJをはじめとするクリエイターが、オンライン上でDJミックスやポッドキャストなどのオーディオコンテンツを共有、ストリーミングするためのプラットフォームです。
ユーザーはMixcloudを利用して、さまざまなジャンルのDJミックス、ポッドキャスト、オーディオドキュメンタリーなどをアップロード、再生、共有することができます。
Mixcloudの特徴
ブラウザとアプリ両方で利用できる
Mixcloudは、WebブラウザとiOS/Androidアプリのマルチプラットフォームに対応しているため、どんなデバイスからもアクセス、利用することができます。
アップロードするコンテンツはショーとトラックの2つに分類
Mixcloudにアップするコンテンツは、ファイルの再生時間によって「show」と「track」の2つのカテゴリーに分類されます。
show：15分以上のコンテンツ
track：30秒以上15分未満のコンテンツ
ファンコミュニティーの形成
Mixcloudでは、コンテンツの公開、シェアはもちろん収益化の仕組みも用意されており、世界中のユーザーに対してオリジナルコンテンツを配信し、ファンの獲得やコミュニティの形成を行うことができます。
無料で使える
Mixcloudの基本機能は、クリエイター側もリスナー側も無料で利用できます。
有料プランもあり、クリエイター側には後述の「Proプラン」、リスナー側には再生制限や広告なしで利用できる「Premiumプラン」が用意されています。
権利関係の問題を気にせずに使える
Mixcloudは、世界中の多くの大手権利所有者、レコードレーベル、出版社と提携しており、音楽やオーディオコンテンツの著作権者に適切な報酬を提供することを目指しています。
Mixcloudでは独自のコンテンツIDシステムを構築しており、クリエイターがアップしたDJミックス等に含まれる個々のトラックを識別し、楽曲の権利保有者に収益が配分される仕組みになっています。
DJミックスの公開にあたって一番の問題の一つである権利関係をクリアにすることによって、DJフレンドリーなプラットフォームになっています。
Mixcloud有料プランでできること
Mixcloudは無料で利用できますが、15ドル/月（もしくは135ドル/年）の有料プラン（Proプラン）に加入することで、無料プランでは利用できない機能を利用することができます。
アップロードが無制限
無料プランでは10個のショーと5つのトラックまでしかアップロードできませんが、有料プランでは制限なくいくらでもアップロードすることができます。
高音質オーディオの配信
Mixcloudの標準オーディオストリーミング品質は64kbps AAC+ですが、有料プランに加入しているクリエイターのコンテンツのみ160kbps Opus以上の音質でストリーミングされます。
ライブ配信
Mixcloudの有料プランでは、コンテンツのアップロードだけでなく、ライブ配信が行えます。
一般公開で世界中にDJミックスをライブストリーミングするのはもちろん、登録者限定のプライベート配信や、FacebookやTwitchでプレビューしたりすることも可能です。
ライブ配信したコンテンツはその後アーカイブとして公開することもできます。
収益化
Mixcloudの有料プランでは、チャンネルにチップ（投げ銭）機能とサブスクリプション登録機能を設定し、ファンから直接サポートを受けることが可能になります。
チップ（投げ銭）機能では、プロフィールやライブ配信に設置されたチップボタンを通してリスナーから投げ銭を得ることができます。
サブスクリプション登録機能では、クリエイターは任意のサブスクリプション価格を設定でき、サブスク登録者に対して限定コンテンツの配信や先行公開の特典を提供することができます。
その他有料プランのみの機能
- 公開スケジュール設定
- プライベート公開と再生数非表示
- コメントの無効化 等々
