rekordboxアプリ(iPhone/iPad版)の基本的な使い方を解説

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世界No.1のDJ機材ブランドPioneer DJの純正DJ用アプリケーションとしてプロからアマチュアまで幅広く利用されている「rekordbox」。

従来は楽曲ライブラリの管理などをするためのアプリでしたが、2023年3月のアップデートでアプリ単体でDJプレイが行えるようになり、モバイル環境のDJパフォーマンスにも対応しました。

このページでは、rekordboxのiPhone/iPad用アプリの基本的な使い方を解説していきます。

アプリのインストール

rekordboxはApp Storeから無料でインストールする事が出来ます。

iOS/iPadOS 16, 15, 14を搭載した端末で利用する事ができます。

基本的な画面の見方

上記がrekordboxアプリを立ち上げた際の横向きの基本画面です。ジョグが2台並んだインターフェースになっています。

アプリの各種設定を行なう画面には、画面中央上部ロゴマーク > 歯車マークをタップで移動することができます。

rekordboxアプリの基本的な使い方

楽曲のロード

まずは再生する楽曲を左右のデッキにロードします。

画面左右両端上部の「円盤マーク」もしくは「Tap to load」と書いてあるところをタップすると、楽曲ライブラリ画面が現れます。

ライブラリ画面は左側に「コレクション」「プレイリスト」「演奏履歴」「関連するトラック」のセクションがあります。右上にはライブラリの楽曲を「検索」「フィルター」「ソート」「プレイリストへの追加」「クラウド同期/解析/削除」するためのアイコンが表示されています。

rekordboxライブラリに入っている楽曲の中でスマホ/タブレットにもデータがある楽曲、iPhone/iPad内に保存してある音源データを読み込む事が出来ます。プレイしたい楽曲をタップするとデッキに読み込まれます。

なお、rekordboxデスクトップ版とライブラリが同期されている場合、スマホ/タブレット内にデータが存在しない楽曲は楽曲情報は表示されていますがグレーアウトしており選択して読み込むことはできません。アプリでも楽曲を使用したい場合はMobile Library SyncでPCからデータを転送しておく必要があります。

関連記事▶︎ rekordboxライブラリを同期。Cloud Library SyncとMobile Library Syncの違い

rekordboxアプリはストリーミングサービスとしてSoundCloudとTIDALに対応していますが、日本では利用不可となっており、現時点で連携できるストリーミングサービスはありません。PC用デスクトップアプリ版のrekordboxはBeatport StreamingBeatsourceに対応していますが、モバイル版アプリでは現時点では未対応となっています。

クロスフェーダーでミックス

画面中央下にあるのが「クロスフェーダー」で、フェーダー位置によって左右の音のバランスが変化します。右に振り切ると右の曲のみが、左に振り切ると左の曲のみの音が出ます。

クロスフェーダーを右に振り切った上記の状態では右デッキの音のみが出力される

クロスフェーダーの位置は左右の楽曲の音量と連動しており、左から徐々に右に移動させていくと、右の曲がフェードインしてきて、左の曲がフェードアウトしていきます。左右逆も同様です。

BPMを合わせる

BPMの違う曲同士をミックスする場合は自然なミックスにするためにテンポ(曲の速さ)を合わせる必要があり、その際に便利なのが「SYNC」ボタンです。

左右どちらか曲のBPMがマスターとなり、マスターではない方のデッキのSYNCボタンを押すと楽曲のBPMがマスターになっている方の楽曲のBPMに合うように自動で調整されます。マスターになっている方はBPM表示箇所がオレンジ枠で表示されます。

元のBPMに戻したい場合は、ピッチフェーダーのどこかをダブルタップすればBPMがリセットされます。ピッチフェーダーはBPMが表示されている箇所をタップすると出てきます。

基本的にBPMを変えると曲のキーも変わりますが、ピッチフェーダーの横の小さな「♪マーク」をタップしオンにすると、元のキーを維持したままBPMだけが変化します。キーが変わると楽曲の雰囲気がかなり変わってしまうため、特別な意図がない限りはキーロックはオンにしておくといいでしょう。

ここまでがクロスフェーダーを使った基本的なミックス方法になります。これを左右交互に繰り返すことがDJプレイの第一歩になります。

アプリ版rekordboxの有料プラン

rekordboxは無料のままで基本的な機能は問題なく利用できますが、さらに高度な機能を利用したい場合は有料プランへの加入が必要になります。

有料プランへの誘導画面

rekordboxアプリの有料プラン価格は¥8,000/年、¥1,000/月、¥500/週の3パターンのプランが用意されています。

高度なミックス・エフェクト機能など、アプリでより本格的なDJプレイを行いたい人は有料プラン加入の検討をしてみてもいいでしょう。

DJコントローラーとの併用でさらに本格的なプレイに

アプリ版rekordboxは高機能でDJパフォーマンスまで出来る高機能なアプリですが、アプリでのDJプレイはあくまでDJ体験ができる入門編としての利用が主で、DJの醍醐味であるダイナミックなミックス・エフェクトの演出など本格的なDJプレイをする場合はrekordbox対応のDJコントローラーを導入するのがおすすめです。

モバイルアプリと連携してDJができるコントローラーはまだ少ないですが、rekordboxアプリで使用することが前提であれば、エントリー層向けのDJコントローラーとして現在最も人気のある機種であるPioneer DJ「DDJ-FLX4」で決まりでしょう。

スマホ/タブレットとBluetoothやUSBケーブルで接続し、モバイルアプリとの連携で本格的なDJプレイが行えます。

パソコンを持っている人はモバイルアプリよりも高機能なデスクトップアプリで使用することもできるため、次のステップアップにも最適です。

関連記事▶︎ rekordboxが使えるDJコントローラーのおすすめ5選

rekordboxアプリのさらなる機能の紹介と応用編は別記事にてご紹介します。

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