オールインワンDJシステムの各モデルを徹底比較。2024年ベストギアはどれ?

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DJ機器メーカー各社より販売されている「オールインワンDJシステム」。

機能、デザイン、価格など各モデルにより様々で、ユーザーにとっては何を基準に選べばいいのか悩む方も少ないないと思います。

今回は数あるDJ機材の中でも、この「オールインワンDJシステム」に焦点を当てて様々な観点から比較を行なってみました。

オールインワンDJシステムとは?

オールインワンDJシステムとはそもそも何なのかというと、デッキ部分とミキサー部分が一体となっているDJコントローラー、尚且つPCもスマホも接続する必要がなく、機器単体でDJプレイが行えるスタンドアローン型のDJ機材のことをを指します。

複数の機器を配線してセットアップする必要がなく、1つの機器であらゆる操作が完結するため、自宅での練習用や初心者が基本的なDJスキルを見つける機材として最適と言えます。

現在販売されているオールインワンDJシステムの各モデル

DJ機器のナンバーワンブランドPioneer DJをはじめとするDJ機器メーカー各社からオールインワンDJシステムは販売されていますが、今回比較するモデルとしてピックアップしたのは以下の機材です。

・XDJ-RR(Pioneer DJ)
・XDJ-RX3(Pioneer DJ)
・XDJ-XZ(Pioneer DJ)
・OPUS-QUAD(Pioneer DJ)
・MIXSTREAM PRO+(Numark)
・SC LIVE 4(Denon DJ)

上記のモデルを様々な角度から比較してみました。

価格

なんだかんだ言っても価格が一番のポイントになる人は多いのではないかと思いますのでもったいぶらずに真っ先に比較しておきましょう。

XDJ-RRXDJ-RX3XDJ-XZOPUS-QUADMIXSTREAM PRO+SC LIVE 4
定価(税込)¥154,000¥275,000¥330,000¥410,000¥108,000¥198,000

外観比較

外観比較ではやはりOPUS-QUADの特徴的な扇形のシルエットと上品なカラーリングが目を惹きます。大人っぽい洗練された空間によくマッチしそうですね。

サイズ・重量

各モデルのサイズ・重量は以下の通りです。

XDJ-RRXDJ-RX3XDJ-XZOPUS-QUADMIXSTREAM PRO+SC LIVE 4
サイズ(幅 x 奥行 x 高さ)62.5 cm x 38.85 cm x 7.42 cm72.81 cm x 46.95 x 11.84 cm87.8 cm x 46.61 cm x 11.84 cm92.57 cm x 49.97 cm x 14.2 cm56.6 cm x 28.4 cm x 7.4 cm71.8 cm x 40.4 cm x 10 cm
重量5.2 kg9.3 kg13 kg13.2 kg3.68 kg5.8 kg

チャンネル数

ミキサーチャンネル数は各モデル2もしくは4チャンネル搭載されています。

XDJ-RRXDJ-RX3XDJ-XZOPUS-QUADMIXSTREAM PRO+SC LIVE 4
チャンネル数224*424

*USB音源使用時のデッキコントロール可能数は2

パッド数

パフォーマンスパッドはOPUS-QUAD以外のモデルのデッキ下部に左右4個ずつもしくは8個ずつ搭載されています。パフォーマンスパッドではありませんが、OPUS-QUADはデッキ上部にHOTCUEパッドが左右8個ずつ搭載されています。

XDJ-RRXDJ-RX3XDJ-XZOPUS-QUADMIXSTREAM PRO+SC LIVE 4
パッド数(左右の合計)81616×816

ディスプレイ

ディスプレイは各モデル7インチもしくは10.1インチのメインディスプレイが搭載されています。サイズが大きいほど操作はしやすいですが、サイズ・重量とトレードオフでもあるでしょう。

XDJ-RRXDJ-RX3XDJ-XZOPUS-QUADMIXSTREAM PRO+SC LIVE 4
メインディスプレイ7インチ10.1インチ7インチ10.1インチ7インチ7インチ
ジョグディスプレイ××

音源ソース

オールインワンDJシステムを導入する方はUSB音源で使用される方が多いと思いますが、Mixstream Pro+とSC LIVE 4に関してはUSBに加えてSDカードスロットも搭載されています。

また、同2機種はやはりAmazon Music Unlimitedをはじめとするストリーミングサービスとの連携が特徴です。内蔵のWiFi機能で直接ストリーミングサービスと接続し、まるで内蔵音源のように扱えるのは大きなアドバンテージです。

XDJ-RRXDJ-RX3XDJ-XZOPUS-QUADMIXSTREAM PRO+SC LIVE 4
USB・SDUSB-A 端子 x 2USB-A 端子 x 2USB-A 端子 x 2USB-A 端子 x 3USB-A 端子 x 2
SD カード端子 x 1
USB-A 端子 x 2
SD カード端子 x 1
ストリーミングDJソフト経由で対応DJソフト経由で対応DJソフト経由で対応DJソフト経由で対応・Amazon Music Unlimited
・Beatport
・Beatsource
・Dropbox
・Amazon Music Unlimited
・Beatport
・Beatsource
・Dropbox
PC音源(対応DJソフトは下記参照)

DJソフトとの互換性

PCと接続してDJソフトウェアと連携してPCDJコントローラーの形で利用することの出来るモデルを見ていきます。この使い方だとオールインワンDJシステムである必要性が薄くなりますが、色んなDJスタイルを併用したい人には需要があるかもしれません。

XDJ-RRXDJ-RX3XDJ-XZOPUS-QUADMIXSTREAM PRO+SC LIVE 4
Serato DJ×○ (2023年夏対応予定)○ (Proは有償対応)
rekordbox××
Traktor××××××
Virtual DJ××××○(有償対応)○(有償対応)

まとめ

今回はオールインワンDJシステムの各モデルを様々な角度から比較してみました。

やはりPioneer DJ製品の安定感は抜群で、XDJ-RR/RX3/XZが基本的な候補となりそうです。機能はもちろんデザインでも他と差をつけたいならOPUS QUAD、のようなチョイスになるでしょうか。

しかしながら、Amazon Music Unlimitedをはじめとするストリーミングサービスとの連携ができる残り2機種も魅力で、とにかく価格重視ならMIXSTREAM PRO+、ストリーミング音源がメインで機能にもこだわりたいならSC LIVE 4、というような選択肢になりそうです。両機種ともにコストパフォーマンスに優れたモデルである点はかなり魅力です。

オールインワンDJシステムは価格も機能も様々ではありますが、皆さんの予算とDJスタイルに合った機能を持ったDJ機材をチョイスしてみてください。

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