Apple MusicとAmazon Music Unlimitedを比較。DJ用ストリーミング音源サービスのベストはどっち?

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インターネットとスマートフォンの普及で、音楽の聴き方はレコードやCDなどのメディアからダウンロード音源へ、そして現在はインターネット経由でリアルタイムでオンデマンド再生を行うストリーミング音源が主流となりました。

音楽を所有するという概念が薄れ、好きな時に好きなだけインターネット経由で聴くことができるサブスクリプション型の音楽ストリーミングサービスの利用が一般的になった現代ですが、それは一般リスナーの世界の中だけの話ではなく、「DJ用の音源」もストリーミング音源を使用することが徐々に一般的になりつつあります。

DJ用の音源として使えるストリーミングサービス

現在、DJ用の音源として使えるストリーミングサービスとして選択肢になるメジャー系サービスは、「Apple Music」と「Amazon Music Unlimited」の2つ。

ダンスミュージック専門サービスであれば、「Beatsource」と「Beatport Streaming」という選択肢もありますが、ジャンルが限定されていない一般的な音楽ストリーミングサービスの選択肢としては、日本で圧倒的なシェアを誇るスマートフォンであるiPhoneをはじめとするハードウェアでお馴染みのアップルが提供する「Apple Music」、そしてオンラインショッピングサイトでお馴染みのアマゾンが提供する「Amazon Music Unlimited」がDJ用音源で使えるサービスになります。

Apple Music」と「Amazon Music Unlimited」の両サービスですが、DJで使用するにあたっては、対応機材や価格、サービス内容に違いがあり、それぞれの項目について比較していきます。

Apple MusicとAmazon Music Unlimitedの違い

対応DJ機材

Apple MusicとAmazon Music UnlimitedをDJで使うにあたって、まず最も大きく異なるポイントが「対応するDJ機材」の違いです。

Apple Musicは、2024年2月よりドイツalgoriddim社の人気DJアプリ「djay」に対応したことにより、djayアプリ内はもちろん、djayと互換性のあるDJ機材すべてで利用することができることになりました。

djayはスマホ・タブレット用のモバイルアプリからパソコン用アプリまであり、全てのプラットフォームで利用できるソフトウェアであることに加え、DVSにも対応しているため、非常に幅広いDJ機材でApple Music音源を使用したDJプレイが行えることになります。

djayと互換性のあるDJハードウェアの一覧はこちらのページで確認することができます。

関連記事:djay対応コントローラーのおすすめ4選

対して、Amazon Music Unlimitedは一部のDJハードウェアに限定した互換性となっており、現時点での対応DJ機材は以下の3機種となります。

いずれもEngine DJ OSを搭載したスタンドアローンで動作するオールインワンDJコントローラーで、djayがソフトウェアベースでApple Musicに対応していることを考えると、Amazon Music UnlimitedのDJ利用は上記の対応ハードウェアのユーザーに限定されるという点で、対応機種の柔軟性ではApple Musicに軍配が上がります。

配信楽曲数

Apple MusicAmazon Music Unlimited
配信楽曲数1億曲以上1億曲以上

Apple Music、Amazon Music Unlimited両サービスともに配信楽曲数は1億曲以上となっており、具体的にどちらのサービスが配信楽曲数で上回っているのかは判断ができません。

ジャンルによってラインナップの充実度に差があるなど、それぞれのサービスの強みが出る特定の領域があるため、自分の好みのジャンルの配信楽曲をチェックして、どちらのサービスがマッチしているか確認する必要があるでしょう。

ありがたいことに、両サービスとも数ヶ月の無料体験期間が用意されているため、コストをかけずに配信楽曲をチェックすることができます。

音質

Apple MusicAmazon Music Unlimited
音質標準音質:最大256kbps AAC
ロスレス:最大24bit, 48kHz ALAC
ハイレゾロスレス:最大24bit, 192kHz ALAC
標準音質:最大320kbps
HD音質:16bit, 44.1kHz, 850kbps
Ultra HD音質:24bit, 44.1kHz〜192kHz, 3730kbps

DJで使う音源となると、やはり気になるのが「音質」。

両サービスともに最大でCD音質を超えるいわゆるハイレゾ音源の配信に対応しているため、DJ使用においても全く問題ないと言えるでしょう。高音質音源でも追加料金などはかかりませんが、音質が良いデータであればあるほど、通信量と求められる通信速度が大きくなっていくため、制限がある通信環境である場合は、標準音質のみの配信にするなどの設定が必要になるかもしれません。

料金

Apple MusicAmazon Music Unlimited
月額料金個人プラン:1080円
ファミリープラン:1680円
学生プラン:580円
個人プラン:1080円(プライム会員の場合980円)
ファミリープラン:1680円
学生プラン:580円

料金に関しては両サービスともに横並びとなっています。

Apple Musicは、iPhoneまたはiPadユーザーで新規登録の場合は3ヶ月の無料体験期間が提供されており、Amazon Music Unlimitedも同じく30日間の無料体験期間が提供されています。

いずれも無料期間内にキャンセルすれば費用がかかることはないため、ひとまず登録して試してみることをオススメします。

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Apple MusicとAmazon Music UnlimitedどっちがDJにおすすめ?

Apple MusicとAmazon Music Unlimitedはサービス内容でほとんど差がないため、対応DJ機材の違いが判断を分ける材料となるでしょう。

Amazon Music Unlimitedは現時点で対応機種が3機種のみと、利便性という点ではdjayアプリが使える機材全てから使えるApple Musicに軍配が上がります。

すでにAmazon Music Unlimited対応機種を持っているDJユーザーがApple Musicに乗り換えるメリットはそこまでないでしょうが、これから機材を購入してDJを始めようとしているユーザーにとっては、機材の選択肢も多いdjay+Apple Musicの組み合わせが最有力候補になることは間違い無いでしょう。

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