AlphaTheta株式会社は、同社のオールインワンDJシステムの最上位モデルの位置付けとなる新しい4chコントローラー「XDJ-AZ」を2024年11月初旬に発売することを発表しました。
CDJ-3000&DJM-A9のレイアウトを踏襲したプロフェッショナルオールインワンDJシステム
XDJ-AZは、同社のフラッグシップモデルで最新のクラブ常設機として不動の地位を占めるDJプレーヤー「CDJ-3000」とDJミキサー「DJM-A9」のレイアウトや操作感を踏襲。
クラブスタンダードモデルの操作マナーを体感でき、現場でも迷いなく大胆なパフォーマンスが可能だとしています。
10.1インチの静電式タッチディスプレイは前身モデルのXDJ-XZと比べて表示可能な楽曲数が最大8曲から13曲に増加。プレイリスト内検索機能やプレイ前の楽曲の試聴機能など選曲の質を高める機能も充実しています。
Wi-Fi経由でrekordboxに直接アクセス
XDJ-AZにはWi-Fi機能が内蔵されており、インターネットにXDJ-AZを接続しクラウド上にある最新のrekordboxライブラリに直接アクセスが可能に。
オールインワンDJシステムの名の通り、パソコンやモバイルデバイスと接続する必要がなく本機一台でDJセットアップが完結するマシンとなっています。
このrekordbox CloudDirectPlayの利用には、rekordbox Creativeプラン、ProfessionalプランまたはCloud Optionへの加入が必要なため留意しましょう。
Beatport Streamingにも対応
XDJ-AZは、rekordboxのクラウドライブラリへの接続だけでなく、クラブミュージックの配信サービスとしてはナンバーワンの地位を占めるBeatport Streamingにも対応。
rekordboxにある自前のライブラリだけでなく、Beatportの持つ膨大なダンスミュージックライブラリに直接アクセスし、最新のジャンル別のプレイリストから選曲することが可能です。
なお、こちらも利用にはBeatport StreamingのProfessionalプランまたはAdvancedプランに契約する必要があります。
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豊富な接続デバイスに対応
XDJ-AZは、2ポート搭載されたUSB音源への対応はもちろん、パソコン/モバイルデバイスとの組み合わせやターンテーブルやサンプラーなどの外部機器からの音源を再生することも可能。
パソコンとUSB-Cポートを経由して接続する場合は、Hardware Unlockによりrekordbox for Mac/WindowsのPERFORMANCEモードとSerato DJ Proを有料サブスクリプションプラン契約なしで利用可能です。
スタンドアローン4デッキ再生機能
XDJ-AZは、4デッキ同時再生に対応したことで、3つ目や4つ目のデッキに楽曲をロードして準備したり、3デッキ以上を使ったマッシュアップなどの高度な演奏も可能になっています。
CDJシリーズを接続することでデッキを切り替えることなく、4デッキをフルに活用した演奏が可能になるほか、PRO DJ LINK接続で外部プレーヤーと連携すれば拍情報やオンエア情報などを連動させDJパフォーマンスの拡張も可能になります。
専用トランスミッター内蔵でSonicLink対応DJヘッドホンと簡単にペアリング
2024年10月2日にリリースされたばかりのワイヤレスDJヘッドホン「HDJ-F10」との相性も抜群。
Bluetooth接続の約1/20となる9m/secという超低レイテンシーを実現するSonicLinkに対応した専用のトランスミッターがXDJ-AZにはすでに内蔵されており、HDJ-F10とボタン一つでペアリングが可能です。
超低遅延を実現する技術によりワイヤレスでヘッドホンと接続できることでDJパフォーマンスがさらに自由に行えますね。
なお、残念ながらポータブル・ワイヤレスDJスピーカーWAVE-EIGHTとのワイヤレス接続には対応していないとのことです。
XDJ-AZの価格と発売日
前モデルから大幅な進化を遂げさらに完成度が高まった4chプロフェッショナルオールインワンDJシステム「XDJ-AZ」は、税込価格¥440,000で2024年11月初旬に発売予定。オールインワンDJシステムの最高峰としてDJ憧れのマシン決定版となりそうな予感です。