KORG handytraxx playが正式発表。元祖ポータブルレコードプレーヤーの後継機

本サイトのコンテンツ内にはPRリンクが含まれる場合があります

約1年前となる2024年1月にリリースが予告されていた、KORGのポータブルターンテーブル「handytraxx play」が正式発表となりました。

関連記事:KORGがポータブルターンテーブル「Handytraxx Play」の発表を予告。Vestaxの意思を受け継ぐレコードプレーヤー

Vestax Handy Traxの正式アップデートとなるモデル

handytraxx playは、1990年代から2000年台にかけて数々の人気DJ関連機材を製造していた日本メーカーVestaxの「handy trax」を、Vestax元社長であり開発者でもある故中間俊英氏との共同開発により正式にアップデートされたモデル。

オリジナルのhandy traxのエッセンスを保ちながら、最先端のデジタル・エフェクトや速度可変スイッチ付きオーディオ・ルーパーなど、一台で多彩な音楽表現が可能な機能をポータブル性に優れたコンパクトな本体に搭載。

通常のレコードプレーヤーの枠を超えて、レコードをただ再生して聴くだけではなく「演奏する」楽しさを提供するとしています。

スクラッチに最適化されたフェーダーとカスタム設計のトーンアーム

handytraxx playのフェーダーは、中間俊秀氏監修のもと、ポータブルながらスクラッチに特化したフェーダーを搭載。限界まで最適化されたカットラグとブレのないスムーズな動きでスクラッチ初心者から熟練のポータブリストにも楽しく、心地よい切れ味を提供。

さらに、クロスフェーダーのチャンネルを切り替えるリバースモードにより、リバーススクラッチにも対応可能になっています。

また、スクラッチをした時にも針とびが起こりにくい高いトレース性能を誇るトーンアームはカスタム設計になっており、レコードから手を離した時に最速で設定した速度に復帰できるよう調整が重ねられており、違和感のないビート・マッチングやミックスが可能に。

プラッターの機構も一から見直されており、激しいスクラッチプレイでも安定した信頼性の高いパフォーマンスが可能になるとしています。

付属のACアダプターまたは単三電池6本で駆動。最大2.5Wのスピーカーも搭載

handytraxx playは、付属のACアダプターまたは単三電池6本で駆動し、最大2.5Wのスピーカーを搭載。電池駆動の場合は約11時間の電池寿命としています。

寸法370mm x 280mm x 84mm、重量2.3 kgと、ポータブルターンテーブルの名の通りいつでも・どこでもレコード/スクラッチを楽しめる究極の携帯性を追求して設計されています。

ユーザーを選ばない柔軟なカスタマイズ性

handytraxx playの新開発のヘッドシェルは、簡単なはんだ付けが必要になるものの、セラミックとMMの両方のカートリッジの両方に対応。

スクラッチ・フェーダーを交換したり、右フェーダー用/左フェーダー用にコントロールパネルの向きの変更も可能で、様々なユーザーに使いやすいようにカスタムできる柔軟なカスタマイズ性を備えています。

handytraxx playは現時点で発売日未定となっているため、入手可能時期はまだわかりませんが、メーカー希望小売価格(税込)は¥55,000とのこと。充実した機能やハードウェアとしての完成度が高そうなだけに、ポータブルターンテーブルの選択肢としては最有力候補になりそうな予感。

発売が待ち遠しいですね。

元祖モデルのVestax handy traxはこちら↓

出典:KORG

この記事を共有する:
上部へスクロール