Pioneer DJの最新フラグシップモデルとして、数多くのクラブ等の店舗、イベント会場で導入されている「CDJ-3000」。実質上の業界標準モデルとして、DJにとっては様々な出演先で最も使用する確率の高い機材の一つです。
会場側にとっても、DJが出演するイベントでは最優先で用意するべき機材の一つですが、メーカー価格は1台¥330,000(税込)と、気軽にポンポンと買えるような金額ではありません。
そんな高価で重要度の高いCDJ-3000を導入する際に、出来るだけ故障や破損リスクを軽減するための機材保護の観点から、一緒に導入した方が良いアクセサリーをピックアップしてみました。
Decksaver CDJ-3000用カバー (DS-PC-CDJ3000)
まず一つ目は、DJ/音楽制作機材の専用カバーで知名度の高いDecksaver(デッキセーバー)のCDJ-3000用カバーです。
Decksaverのカバーは、非常に耐久性の高いポリカーボネート素材を採用し、衝撃やアクシデントから機材をしっかり保護してくれます。たくさんの人で混雑するクラブ内の環境ではチリやホコリが舞い上がりやすく、お酒を持って移動することも多いため、機材はそうした粉塵や液体の侵入のリスクに晒されます。
機材は常に使用しているものではありませんので、未使用時にはこうしたカバーで機材を密閉しておくことで、ホコリの侵入や飲み物をこぼしてしまう等の事故が原因で起こる故障から守ることができます。
UDG U8489BL Creator CDJ-3000/DJM-900NXS2 ハードケース
次に紹介するのは、世界中のトップDJにも愛用者が多い、DJ/音楽機材用ケース&バッグブランドであるUDGのEVA素材ハードケースプロテクターです。
耐久性と軽量性を兼ね備えた圧縮成形EVA素材が採用されたこのハードケースは、CDJ-3000/DJM-900NXS2などを収納可能な、内寸41.5 x 34 x 11 cm(外寸47.5 x 45 x 15 cm)のサイズで、内側には振動、衝撃を吸収してくれるスポンジが敷き詰められています。
機材の保管・運搬時に落下、キズ、液体から保護することができ、キャリーハンドルやショルダーストラップがついているため、運搬の負担も軽減してくれます。重量は1.54kgですのでそこまで負担にならない重量だと言えるでしょう。
CDJ-3000は常設して動かすことがほぼ無いのであれば、こういったケースは不要だと思いますが、複数のイベント会場間を運搬する必要があったり、使わないときは機材庫に保管しておく、等の運用をする場合は、機材のそのまま裸で保管・運搬するより、完全に機材を覆って収納・保護できるケースがあった方がいいでしょう。
CDJ-3000用フライトケース
3つ目のアクセサリーは、音響機器の保護・運搬用ケースとして一般的な堅牢なケース「フライトケース」のCDJ-3000用モデルです。
フライトケースは、一般的にアルミやプラスチックなどの耐久性のある外装素材と、スポンジや厚いクッション材などの内部で構成されており、移動や輸送中に機材を安全に運ぶために使用されます。
ミュージシャンのツアーやフェス会場などで使用されているのを見かける機会も多いかもしれませんが、ツアー中に機材を頻繁に運搬する必要があるミュージシャンにとってフライトケースは欠かせないアイテムの一つです。
CDJ3000用に設計されたフライトケースは、ケーブル接続用の十分な背面スペースを備えていることで、運搬時の保護ケースとしての役割だけでなく、ケースから完全に出すことなくフライトケースごと設置して、そのまま使用できるようになっているのが特徴です。
CDJ-3000をそのままテーブルにセットするより、フライトケースに入った状態で設置する方が、耐衝撃性に優れ耐久性がアップするのは言うまでもありません。
CDJ-3000用のフライトケースは重量10kg前後となっており、先述のUDGのハードケース(1.54kg)に比べてはるかに重く運搬にも負担がかかりますが、そこは耐久性とのトレードオフになるため、運搬頻度や手段によって選択肢が変わってくるでしょう。
まとめ
今回は、CDJ-3000と一緒に導入したいアクセサリーとして専用カバー・ケースをご紹介しました。
専用カバーはDecksaverのもの一択と言ってもよく、保護運搬用ケースのメーカーとしては、「UDG」や「MAGMA」、「ODYSSEY」のようなブランドの製品が選択肢になってくるでしょう。
CDJ-3000はDJイベントではメイン機材の一つとなるだけに、出来るだけ長く大切に使っていくために、保管や運搬にも気を使って扱いたいですね。